トッテナム時代のデンベレ photo/Getty Images
パワーで相手をなぎ倒す
リオネル・メッシやネイマール、エデン・アザールのような華麗なドリブラーではないかもしれない。それでも、プレミア史上最高クラスのドリブラーの1人と絶賛される選手がいる。
今回英『Sportbible』が改めて称賛したのは、トッテナムで活躍したベルギー人MFムサ・デンベレだ。
トッテナムでは中盤の底でプレイする機会が多く、プレミアでの得点数は243試合に出場して12得点と少々物足りない。それでもボールを持ち運ぶ技術はかなりのレベルにある。
特長は185cmのサイズを活かしたダイナミックなドリブルだ。フェイントを多用するような選手ではないが、強引に体をねじ込んでボールを守りながら前線へ進むことができる。派手さはないが、極めて成功率の高いドリブルスタイルと言えよう。
同メディアも「リーグ最高の選手の1人との評価を確立し、中盤を支配した」と絶賛する。2019年1月に中国の広州富力へと移籍したが、32歳という年齢と能力を考えればもう少し長く欧州トップリーグでプレイできたはずだ。
トッテナムでデンベレを指導したマウリシオ・ポチェッティーノも、「デンベレについては4年近く見てきたから語ることができる。彼はフットボールの天才だよ。ロナウジーニョ、マラドーナ、オコチャなど、幸運にも私が一緒にプレイできた選手たちと同じタイプだ。彼はサッカー史の中でも信じられないタレントの持ち主だよ」と称賛していた。
トッテナムのサポーターも「デンベレ不足」を感じているはずで、代役を見つけるのは極めて難しい作業だ。
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