バルセロナ時代のメッシとグアルディオラ photo/Getty Images
長年のテーマとなっている問題
マンチェスター・シティを指揮するジョゼップ・グアルディオラにとって大きな問題になっているのが、チャンピオンズリーグのタイトルだ。
監督キャリアの中でグアルディオラは2度チャンピオンズリーグを制しているが、その後指揮したバイエルンとマンチェスター・シティではファイナルにすらたどり着くことができていない。
昨季もマンCは優勝候補の一角に挙げられていたが、ベスト8で伏兵リヨンに敗れた。ベスト16でレアル・マドリードを撃破したのに、リヨンには敗れてしまう。この結果にはサポーターも落胆したはずだ。
カギとなるのはリオネル・メッシだ。バルセロナではメッシが圧倒的な個の力でグアルディオラにチャンピオンズリーグのタイトルをプレゼントしたが、当然バイエルンにもマンCにもメッシはいない。
独『Sport Bild』によると、ヴォルフスブルクなどを指揮してきたフェリックス・マガトはグアルディオラがメッシに依存してきたとの見方を示す。
「メッシがタイトルを獲ったんだ。グアルディオラではなくてね。メッシ抜きでグアルディオラのシステムは機能しない。だからこそバイエルンとシティでは長くチャンピオンズリーグを獲得できていない。
あらゆる戦術を生み出すグアルディオラだからこそ、変に手を加えすぎてしまうところがあるのかもしれない。今後もその創意工夫は継続されるのだろうが、果たしてマンCでチャンピオンズリーグのタイトルは獲得できるのか。