活躍の場をドルトムントへ移すサンチョ photo/Getty Images
ブンデスでの活躍をプレミアでも続けられるか
ついにFWジェイドン・サンチョのマンチェスター・ユナイテッド移籍が正式発表された。
サンチョは2017年に出番を求めてマンチェスター・シティからドルトムントへと渡ったが、4年の時を経てスタープレイヤーとしてイングランドへ戻ってくることになった。
1つのポイントとなるのは、ブンデスリーガと同じ活躍をプレミアリーグでも出来るかどうかだ。サンチョはドルトムントで一流アタッカーとなり、2019-20シーズンにはブンデスリーガで17得点16アシストの成績を残している。
2006-07シーズン以降、欧州5大リーグで1シーズンに15得点15アシスト以上を達成した選手はサンチョを含め5人しかいない。バルセロナFWリオネル・メッシ、レアル・マドリードFWエデン・アザール、ユヴェントスFWクリスティアーノ・ロナウド、アトレティコ・マドリードFWルイス・スアレス、そしてサンチョだ。
メッシはバルセロナで複数回達成しており、アザールはリール時代とチェルシー時代に1度ずつ、ロナウドはレアル時代、スアレスはバルセロナ時代に達成している。
サンチョはこれをプレミアでも求められることになり、それが出来れば文句なしのワールドクラスと評価されるだろう。イングランド代表での序列も変わってくるはずで、EURO2020のようにベンチスタートとはならないはずだ。
果たしてサンチョは1年目から得点とアシストの両方で結果を出せるのか。ブンデスリーガからプレミアリーグへ渡った選手の中には苦戦を強いられた者もいたが、1シーズン目からトップパフォーマンスが求められている。