インテルで活躍続けるラウタロ photo/Getty Images
メッシとのホットライン開通するか
今年のワールドカップ・カタール大会はアルゼンチン代表にとって特別だ。今年6月に35歳を迎え大エースのリオネル・メッシにとって最後のワールドカップになる可能性があるからだ。
もちろん狙うは優勝だが、さすがにメッシ1人の力では無理だ。4年前はベスト16でフランス代表に惜しくも敗れる残念な結果となったが、その4年前からの違いといえばFWラウタロ・マルティネスの登場だろう。
もうアルゼンチンにはゴンサロ・イグアインやセルヒオ・アグエロはいない。現在のセンターフォワード1番手はインテルで活躍するラウタロであり、代表ではここまで37試合に出場して19ゴールと見事な数字を残している。アグエロやイグアイン以上に期待をかけてもいい新世代のストライカーだ。
近年のメッシはチャンスメイクに回る機会も多く、メッシから繰り出されるラストパスを決め切る選手が求められる。セリエAで今季17ゴールを挙げているラウタロはその役割にピッタリだ。カタール大会を戦うアルゼンチン代表のキーマンと言っていい。
伊『Gazzetta dello Sport』によると、ラウタロの代理人を務めるアレハンドロ・カマノ氏はラウタロが今年のワールドカップに照準を合わせていると期待をかける。今夏に移籍する考えもないようで、このままインテルで良好なフォームを保ったままカタールへ向かう考えだ。
「ラウタロは選手として成長している。今我々が話しているラウタロが24歳と若いことを忘れてはいけない。
「ラウタロは今年のカタール大会に興奮している。我々は今大会がメッシの大会になると信じている。ラウタロはワールドカップにとても集中していて、時折プレスが移籍に関して話題にするが、ラウタロはインテルのことを考えている。インテルのサポーターを喜ばせ、王者になり、そしてワールドカップだ。我々は移籍を模索していない。彼はインテルでハッピーだ。街も美しい。インテルのことを考えているよ」
メッシとラウタロのホットラインが機能すれば、アルゼンチンは2人だけで得点を生み出すこともできるだろう。メッシにとって代表での最高の相棒となれるのか、メッシの大会になるかどうかはラウタロ次第と言っても良さそうだ。