550試合を勝利で飾れるか photo/Getty Images
ここまで549試合に出場
浦和レッズはJ1第31節でサンフレッチェ広島と対戦する。この試合に出場となれば、J1通算550試合出場となる男が西川周作だ。
2005年に大分トリニータでプロデビューを果たし、高卒1年目で守護神の座を獲得すると、負傷で離脱が続いた2007年を除き、正GKとして存在感を発揮。2010年にサンフレッチェ広島へ移籍してもその存在感は変わらず、2013年までの4年間でJ1で欠場した試合はわずか「1」と絶対的な地位を確立。12、13年とJ1優勝にも貢献した。
そして2014年に浦和レッズへと移籍し、AFCチャンピオンズリーグ出場の関係で福島春樹が出場した2019年の1試合以外、2020年まではJ1全試合に出場。圧倒的なセービング能力と機を見た飛び出しに加え、正確なキックは得点の起点にもなるなど、西川の代名詞ともいえる。
昨季は鈴木彩艶に先発の座を譲る悔しい経験もしたが、ここでまた一段と強くなった男はチームを支え続け、ここまで549試合に出場。しかし西川は550試合へのこだわりはないだろう。昨季500試合達成時にも楢崎正剛(631試合)や阿部勇樹(590試合)を挙げ「チームに阿部選手というレジェンドがいるので、僕の500試合はまったくなんとも思っていない。楢崎選手の記録も追いついて追い越したい」と語るなど、さらに上を目指しており、西川にとっては通過点にすぎないだろう。
古巣の広島はルヴァンカップで決勝に進出しており、天皇杯の準決勝も水曜日に控えている。好調な相手との一戦だが、西川が好セーブを見せて広島攻撃陣をシャットアウトできるか。