前半戦から好調だった今季のメッシ photo/Getty Images
リーグ・アンへの適応は完了した
昨夏にパリ・サンジェルマンへ移籍したFWリオネル・メッシは、リーグ・アンへの適応に少々苦労した。すこぶる悪いシーズンというわけではなかったが、昨季のメッシはリーグ戦で6ゴール14アシストの成績で終了。
だが、メッシはリーグ・アン2年目にきっちりと合わせてきた。今季はすでにリーグ戦で8ゴール10アシストを記録しており、得点数は早くも昨季を超えた。アシスト数も順調に昨季の数字へ近づいており、35歳を迎えてチャンスメイカー色を強めているメッシはキリアン・ムバッペらチームメイトを上手く活かしている。
今季は11月にFIFAワールドカップ・カタール大会が控えていたこともあり、アルゼンチン代表のエースであるメッシもワールドカップへ向けてコンディションを仕上げる狙いがあったはず。その狙い通りメッシはきっちりとクラブで調子を上げ、カタール大会も制覇してみせた。最高の気分でパリへ帰ってきたに違いない。
次なる目標は、もちろんパリでのチャンピオンズリーグ制覇だ。ワールドカップ&チャンピオンズリーグ制覇となれば文句のつけようのないシーズンで、メッシもそこへモチベーションを高めているはずだ。
パリとしても、メッシ、ムバッペ、ネイマールがいる間に何とかチャンピオンズリーグを制したい。それがクラブの悲願だが、メッシはワールドカップの勢いそのままにチャンピオンズリーグも制するのか。