エース・ムバッペだけでも脅威 photo/Getty Images
今夏にFWリオネル・メッシ、ネイマールを手放したパリ・サンジェルマンだが、前線の豪華さは相変わらずだ。
今夏は移籍市場の中盤から終盤にかけて次々と攻撃的な選手を引き抜いており、気付けば昨季以上に豪華とも言える攻撃陣が揃った。
仏『Foot Mercato』は、カタール・スポーツ・インベストメント(QSI)による買収が行われて以降では最も豪華な攻撃陣ではないかと見ている。
「ゴンサロ・ラモス、マルコ・アセンシオ、イ・ガンイン、ウスマン・デンベレ、ブラッドリー・バルコラ、ランダル・コロ・ムアニがパリの仲間入りを果たすことになり、これまでのPSGでは見られなかったレベルの選択肢が指揮官ルイス・エンリケに与えられた。QSIの買収以降、ここまでのバラエティ性は見られなかった。それはローラン・ブランがイブラヒモビッチ、カバーニ、ルーカス、ラベッシ、パストーレ、ディ・マリアといった選手を抱えていた時でさえだ」
ブランがパリを指揮していたのは2013年からの3年間だが、確かに当時の攻撃陣も豪華だった。ただ、今のパリにはキリアン・ムバッペがいる。クオリティと破壊力の面では当時をも超えるかもしれない。
そこにアセンシオやコロ・ムアニ、デンベレ、ゴンサロ・ラモスら個性豊かなアタッカーが加わることになり、エンリケもスタメンの構成には悩むだろう。タレントを並べるだけで勝ち抜けるほどチャンピオンズリーグは甘くはないが、エンリケがこの攻撃陣を上手く機能させられるならば興味深い。前線の破壊力だけならば現欧州最強と言っても大袈裟ではないかもしれない。