現代GKはアシスト能力が必須? エデルソンをはじめとするプレ...の画像はこちら >>

得意のキックからアシストを積み上げるエデルソン photo/Getty Images

ロングパスで攻撃を操る

プレミアリーグ第34節ノッティンガム・フォレスト対ブレントフォードの一戦が行われ、0-2でアウェイチームが白星を手にした。

この試合で決勝点となったヨアネ・ウィサにゴールをアシストしたのが、GKのマルク・フレッケンだ。

ゴールキックを敵陣深くまで届け、処理を誤ったフォレストDF陣にウィサが飛び込み、得点を挙げた。

フレッケンは今季ニューカッスル戦でもアシストを記録しており、これで2アシスト目となる。GKが1シーズンで2アシストすることは珍しいが、上には上がいるもので、今季はマンチェスター・シティのエデルソンがリーグ戦でフレッケンの倍となる4アシストを記録している。

今季はGKによるアシストが多いシーズンとなっており、前述したエデルソンとフレッケンだけでなく、フラムのベルント・レノ、エヴァートンのジョーダン・ピックフォード、ブライトンのバルト・フェルブルッヘンもそれぞれ1アシストを記録している。これで合計9アシストとなり、プレミアリーグの公式によると、1シーズンでのGKの最多アシスト数を更新したようだ。以前までは92-93シーズンと07-08シーズンの8アシストが最多だった。

92-93シーズンには現セルティックで元レスターのカスパー・シュマイケルの父であるピーター・シュマイケルが、07-08シーズンには現シティで当時アストン・ヴィラにいたスコット・カーソンがそれぞれアシストを記録している。

戦術の変化からGKはショートパスでビルドアップに参加する能力が求められているが、すでに得点に直結する高精度のロングパスを供給できる能力も必要になっているのかもしれない。

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