フリーアナウンサーの森遥香がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「KANEKA Good Chemistry」(毎週金曜14:30~14:55)。第一線で活躍するゲストを迎え、その輝きの源を探るインナーケア・ラジオプログラムです。
多彩なゲストの日々の習慣や大切にしている想いに触れながら、心と体を整えるヒントをお届けします。

5月8日(金)の放送は、ゲストに元プロ野球選手で現プロ野球解説者の五十嵐亮太(いがらし・りょうた)さんが登場。現役時代と今の気持ちの切り替え方の違いについてお話いただきました。

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(左から)五十嵐亮太さん、パーソナリティの森遥香



◆「家族の平穏」こそが、自分の平穏

かつて日米のファンを熱狂させた元プロ野球選手(現・プロ野球解説者)五十嵐さんのイメージといえば、迷いのないストレートのように力強く、エネルギーに満ちあふれたものです。しかし、長い現役生活を支えていたのは、実はマウンドでの「動」とは対照的な、オフの日の「静」の時間だったといいます。知られざる「オフの過ごし方」と、彼流のエネルギー補給術についてお話を伺いました。

現役時代のオフシーズン、五十嵐さんが大切にしていたのは家族との時間でした。プロ野球選手にとって、シーズン中は週に一度休みがあるかないかという過酷な世界。若手時代は休みを返上して練習に明け暮れていた五十嵐さんですが、12月と1月の完全オフ期間だけは、家族を最優先に考えていました。

「毎年、トレーニングは海外でおこなっていました。(その期間は)家族も一緒に連れていって、午前中はトレーニング、午後は家族との時間に充てていました。例えば、LAだったらディズニーランドに行くといった、ごく普通の家族の時間を過ごす。
それが僕のオフのスタイルでした」。引退した今でも、夫婦で温泉旅行に出かけるといいます。

気づけば結婚して25年。「妻だって、家にいれば食事の準備や洗濯に追われます。でも、温泉に行けば誰かが美味しいご飯を作ってくれる。妻が家事から解放されることで、僕自身も平穏に過ごせることにつながるんです」と五十嵐さん。「家庭円満」の根底にあるのは、長年自分を支えてくれた妻への深い敬意と感謝でした。

◆若き日の失敗談――「壁の向こう」のレジェンド

そして、現役時代の五十嵐さんの「オフ」の話で意外だったのは「絵を描くこと」でした。「日本なら試合後に仲間と食事に行けますが、アメリカ(の地方都市)は夜遅くまで開いているお店が少ない。ホテルで1人(手持ち無沙汰になったときに)ふと手にしたのがホテルのメモ帳とボールペンでした。目の前にあるグラスやウイスキーのボトルを写生するんです」。実はこれが「脳のリフレッシュ」になっていたそうです。


「絵を描いているときは、野球の悩みや登板のプレッシャーを完全に忘れられる。没頭することで脳がリセットされるんです」。球場で浴びるプレッシャーとは正反対の、メモ帳に向き合う静かな集中力。このリセットの時間があったからこそ、マウンドで闘志を燃やすことができたのでしょう。

もっとも、すべてのリフレッシュがうまくいったわけではなく、若かりし頃の「カッコつけたい」という背伸びが、冷や汗ものの事件を引き起こしたこともあるそうです。

「キャンプ中、夜の空き時間にギターをマスターしようと思い立って、練習後に部屋で弾いていたら、隣の壁の向こうから『ゴンゴン!』って音が聞こえてきて。無視して続けていたらまた『ゴンゴン!』と。『これは俺のギターがうるさくて隣の人が怒っているな』と気づいて、隣の部屋の人を確認したら……古田敦也さんでした」。大先輩からの「苦情」に、翌朝のロッカールームで大謝りしたというエピソードは、五十嵐さんらしい愛嬌を感じさせます。結局、そのトラウマでギターの腕前は上達しなかったそうですが。

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(左から)五十嵐亮太さん、パーソナリティの森遥香



◆「心のスイッチ」の入れ方

続いて、話題は「オン」の話に。五十嵐さんは「スイッチを入れるのは、意外と上手くないんです」と言います。
ここで現役時代の例を挙げました。中継ぎ投手というポジションは試合の流れに翻弄されます。先発投手の調子やスコアの動きによって、出番があるかどうかが決まります。五十嵐さんは現役時代、常に「今日は投げる可能性があるか」を計算していたと言います。

「エース同士の投げ合いなら、徐々にスイッチが入っていくわけです。でも、自分の読みが外れて急に出番が来ると、逆にテンションが上がることもあるし、どうしてもスイッチが入らないままマウンドに上がって、そのまま終わってしまうことだってあるんです」と当時を振り返ります。

では、スイッチが入らないとき、五十嵐さんはどうしていたのか。その答えは「物理的な移動」にありました。「トレーニングに行きたくない、疲れ気味だなって思うようなときでも、とにかくその場に行くんです。車に乗って球場に向かう、トレーニング場に入る。そうすれば、なんとなくやっちゃうものなんですよ」。さらに、五十嵐さんは「気持ちと体は別」だと断言します。


まずは体を「その場所」に置いてしまう。すると、後から気持ちがついてくる。これこそが、プロとして長年第一線で活躍し続けた五十嵐さんの現実的な「オン」の作り方なのかもしれません。

番組の後半で五十嵐さんがリクエストした、レディー・ガガの歌声に背中を押されながら、今も新しいフィールドで自分なりの「オン」を探し続けています。

次回5月15日の放送は、EXILE TAKAHIROさんをゲストに迎えてお届けします。還元型コエンザイムQ10のカネカ提供「KANEKA Good Chemistry」、ぜひ、チェックしてください。

<番組概要>
番組名:KANEKA Good Chemistry
放送日時:毎週金曜 14:30~14:55
パーソナリティ:森遥香
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/gc/
番組公式X:@KANEKAGood_TFM
番組公式instagram:@kanekagoodchemistry_tfm
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