12月はボーナス月という人も多いと思います。ボーナスをもらったらどう使いますか。
そこで今回は、金融機関で働く4人にボーナスの使い方を聞いてみました。お金のプロたちの使い方もぜひ参考にしてみてくださいね。
■日用品をまとめ買いする
都市銀行で働く20代のAさんは、ボーナスで日用品をまとめ買いすると言います。
「消耗品はいつも使うものが決まっているから、ボーナスでまとめて買ってしまう。今回購入したのは、シャンプー、コンディショナーを半年分、洗濯や食器洗いなどの洗剤やスポンジ、ゴミ袋、お米。
それにデパコスで気に入って使っているメイクの下地とファンデーション、アイライナーとアイシャドウ、仕事で使っているコンサバカラーの口紅を2種類。これを毎月ぽろぽろ買っていると結構負担が大きくて大変なので、ボーナス月にまとめて買う」とのこと。
確かに、女性の場合はお化粧品を毎月の生活費の中から出すと負担感が大きいもの。メイクの下地やファンデーション、口紅やアイシャドウも、デパコスなら1つ5000円~1万円くらいかかります。
ものによりますが、コスメの消費期限は未開封なら3年くらいのものも多いので、毎回ボーナスでまとめ買いをして毎月の出費を抑えるという考え方もありますね。
■2シーズン分の服を購入する
証券会社で働く20代の男性Bさんは、ボーナスで2シーズン分の服を購入すると言います。
Bさんはおしゃれが好きで、普段のスーツも着こなしがスマート。しかしその分、ファッションにお金がかかるのだそう。だからこそ、ボーナス月にしっかり買い込むのだと教えてくれました。
「2シーズン分、会社で着用するスーツを購入。12月のボーナスでは、2月の寒い時期に備えて厚めの冬用と春先の厚すぎなくて柔らかい色のスーツを購入。昨年買ったものに追加する形になるけれど、いろいろと着まわせるしそれだけで楽しい。
時計やネクタイ、中に着るベストやタイピン、靴下、靴なども一緒に買う。会社のものだけじゃなく、自分がプライベートで着る服も一緒に。洋服屋をめぐるのは本当に楽しいし、オーダースーツをつくる過程も好き。ボーナス月が来るとテンションが上がる」とのこと。
それでも、証券会社の営業職なのでボーナスの半分以上は余裕で余るから貯金に回すと教えてくれたCさん。普段の仕事が大変な分、ボーナスではしっかり自分のご褒美を用意してあげるのだと笑っていました。
「ボーナスが待ってる、と思わないと普段の仕事を頑張るモチベーションがなくなってしまう。単に個人的な持論だけど、ボーナスでぱーっと遊ぶ人ほど仕事に対するモチベーションが高いと思う」と話してくれました。
■ふるさと納税をする
証券会社で働く30代のCさん。自分でも株や不動産で資産運用をしています。そんなCさんのボーナスの使い道はふるさと納税。
「規制が厳しくなっていて、年々華やかさはなくなってきているけれど、それでも魅力的なふるさと納税はたくさんある。果物やお肉がもらえるのはうれしい」と言います。
「本当は毎月ちょっとずつやるという方法もあるけれど、忙しくてそれができなかったので、今年はボーナスでまとめてやってしまおうと思っている」と話してくれました。
■借金返済と貯金に充てる
地方銀行で働く20代のDさんは、ボーナスは常に借金返済に充てていると言います。
「奨学金を使って大学に行っていたから、まずは返済をしないとと思っている。8割くらいは返済に充てて、残りは貯金。ボーナスを娯楽やご褒美に使うという発想はない」と話します。
「奨学金はあとちょっと。次のボーナスで全額返済できそうなのでうれしい。それからは3分の2を貯金に充てて、残った3分の1で好きなものを買おうと思っている」とのことでした。
Dさんは20代のうちに奨学金をすべて返済し、結婚資金と教育資金を貯め始める計画だと話します。
奨学金も、無利子ならいいですが有利子なら時間が経てば経つほど返済額が大きくなっていきます。無理がないのであれば早めに返済したいものです。
また、結婚資金や教育資金なども早くから準備しておけると心強いもの。そのためにボーナスを利用するのもいいでしょう。
■まとめ
いかがでしたか。彼らはボーナスを使ってまとめ買いをしたり、ふるさと納税をしたりなどの活用をしていました。まとまったお金が手に入るとつい浮かれてしまいますが、あらかじめ使い道を決めておくことで冷静に使うことができます。まだ使い道が決まっていないという人は、じっくり考えてみてくださいね。