北九州モノレールはICカード乗車券を導入するにあたって、その名称を「mono SUGOCA(モノスゴカ)」にすると発表しました。北九州モノレールらしいカードデザインにも注目です。

JR九州の「SUGOCA」をモノレールに導入

 北九州モノレール(福岡県北九州市)は導入予定のICカード乗車券について、その名称を「mono SUGOCA(モノスゴカ)」に決定したと発表しました。

 「mono」は「モノレール(monorail)」が由来で、「ICカードで“も”っと“乗”ろう」という思いを込めたといいます。

 また「SUGOCA(スゴカ)」は、JR九州が導入したICカード乗車券の名称です。この「SUGOCA」を北九州モノレールでも採用するにあたって、北九州モノレールが発行する「SUGOCA」についてはその名称が「mono SUGOCA」になった、という形になります。北九州モノレールでの導入は2015年秋が予定されていますが、詳細については決定し次第、改めて発表するそうです。

 この名称は、北九州モノレールが2014年6~7月に実施した「ICカード名称のアイデア募集」の結果を受け、決定されました。応募総数は705件で、「mono SUGOCA」には類似アイデアを含み282件の応募があったといいます。

SF的な小倉駅の見どころが描かれたカードデザイン

 カードデザインについても発表されました。北九州モノレールの特徴が描かれた、「らしい」ものになっているのが特徴です。

 北九州モノレールの小倉駅ホームは駅ビル内部のコンコース上空に存在しており、JR小倉駅の在来線改札口を出ると、その目の前にモノレールが停車しています。そしてこのモノレールが駅ビル内部から外へ向けて空中を発車していく姿は近未来的で、まるで「銀河鉄道」のようだと、鉄道ファンにとって有名な駅のひとつになっています。

 同社によると「SUGOCAの導入によりJR九州との乗り継ぎも一層便利になる北九州モノレールを、小倉駅ビルとモノレール車両のイラストで表現した」そうです(デザインは変更の可能性もあり)。

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