有楽町線延伸区間の駅間トンネル工事に着手へ

 東京メトロは、有楽町線の延伸区間(豊洲~住吉)について、駅間シールドトンネル工事4件を今年度に発注します。施工会社の選定後に着工となる予定です。

【地図】これが有楽町線の延伸ルート&新駅の位置です

 有楽町線の延伸区間は、豊洲駅から東西線の東陽町駅を経て、半蔵門線・都営新宿線の住吉駅に至る4.8km。全駅が江東区に所在し、途中の枝川駅(仮称)と千石駅(仮称)は新規の駅となります。

 延伸区間の駅部は地盤を直接掘削する開削工法、駅間はシールドトンネルで整備される予定。千石~住吉間は、住吉駅ホームがB3階とB4階に分かれる関係で、駅間のトンネルが単線シールドトンネル2層式となります。

 延伸工事は2024年11月に着工しており、2030年代半ばの開業を目指し、現在は各種調査や道路施設物を撤去・移設する工事などが進んでいます。

 今年度は「8号線豊洲工区土木工事」「8号線塩浜工区土木工事」「8号線東陽工区土木工事」「8号線千田工区土木工事」の4件が第3四半期(10~12月)に発注される予定。いずれも工期は94か月となります。

 なお、「豊洲工区」は豊洲~枝川間、「塩浜工区」は枝川~東陽町間、「東陽工区」は東陽町~千石、「千田工区」は千石~住吉間のシールドトンネル築造となります。いよいよ延伸区間の工事が本格化することになります。

 江東区には現在、南北を縦断する鉄道路線がなく、バス輸送に頼る状態です。また、2つの新駅予定地は半径800メートル以内に駅がない鉄道空白地帯となっており、この解消も課題となっていました。このため区にとって有楽町線の延伸は悲願とも言える事業です。

 開業後、豊洲~住吉間は約9分で結ばれる予定。東西線の混雑緩和も見込まれています。なお東京メトロと東武鉄道は2025年4月、有楽町線の延伸区間(豊洲~住吉)について、半蔵門線の住吉~押上を経由し、東武伊勢崎線(スカイツリーライン)と相互直通運転を行うことで基本合意しています。

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