「あの橋、何段重なってるの……?」
【ナニコレ!?】これが「美女木JCT」のトンデモ構造です!(写真)
同乗者が思わずこう漏らした場所が、国道298号の「美女木八幡」交差点(埼玉県戸田市)です。ここは、とにかく多くの橋桁が折り重なる独特の構造をしています。
国道298号は埼玉県を東西に結ぶ「外環道」の地上道路です。美女木八幡交差点でこれに交わるのが国道17号「新大宮バイパス」ですが、ここは空中でも、それぞれの国道に沿う外環道、および首都高(5号池袋線・S5埼玉大宮線)の高架どうしが交わっています。
美女木JCTは高架3層構造で、さらに一般道を加えれば、次のような5層、歩道橋を加えると6層構造となっています。
・地下:新大宮バイパスのアンダーパス
・地上:美女木八幡交差点(新大宮バイパス×国道298号)
・交差点の歩道橋
・高架1:外環道本線
・高架2:外環道と首都高の平面交差(美女木JCT)
・高架3:首都高本線
歩道橋は通常、高架には含みませんが、交差点手前から見ると確かに橋桁が3段重なっている(実際には4段)ように見えます。そして、高架2の外環道と首都高の平面交差は、信号で制御された文字通りの「交差点」です。用地の関係でランプウェーをつくれず、高架上で高速道路どうしを平面交差させているのです。苦肉の策で誕生した、日本でもここだけの構造といえます。
首都高によると、最も高い高架3の首都高本線は、地上から約31m、10階建てマンションの高さに相当するそうです。
地上でアンダーパスのない国道298号も激しく混雑しますが、ここでは上空の交差点でも信号による渋滞が発生しがちです。特に、外環道の外回り→首都高の東京方面、あるいはその逆へ「右折」するクルマが信号待ちのため、外環道や首都高の本線まで長い車列をつくることもあります。
SNSでは、高速道路に信号機という「あり得ないものがある」という構造や、そこで発生する渋滞に驚く声が後を絶ちません。
この構造や施工の検討、詳細設計を担当したという八千代エンジニヤリングはWEBサイトで「そのビジュアルに2つとして同じものはありません。計算されつくしたジャンクションの構造の美しさにも注目してみてください」と綴っています。

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