希望者は無料で乗車可能

 JR東日本は2026年5月8日、気仙沼線BRTで自動運転レベル4による走行を実施すると発表しました。

【長ーい距離】これが気仙沼線BRTの「自動運転レベル4」の概要です(画像)

 自動運転レベル4は、システムが周辺環境を監視し、特定条件下においてすべての運転操作や緊急停止を行うもので、運転士による監視や介入を原則必要としません。

条件外でも車両の安全確保が可能で、無人運転にも対応できますが、気仙沼線BRTでは当面の間、運転士が乗車します。

 運行は、気仙沼線BRTの柳津駅~水尻川AP間の専用道において、5月29日から7月4日までの毎週金曜日と土曜日に実施予定です。なお、通常の営業運転とは異なる形態で行われます。

 最高速度約60km/h、走行距離約15.5kmは、いずれも国内のバスによるレベル4自動運転として最速・最長となります。BRT専用道内に約2m間隔で埋設した磁気マーカーと、車両側の磁気センサーによって自車位置を高精度に認識することで、この最高速度と長距離走行を実現しています。

 東日本大震災の津波で被災して鉄道から転換した気仙沼線BRTでは、2018年度から自動運転バスの実証試験が行われてきました。今回、安全性が確認されたことで、「走行環境条件付与(東北運輸局)」および「特定自動運行許可(宮城県公安委員会)」などの認可を取得しています。

 希望者は事前応募により無料で乗車できます。なお、折り返し運転のため、水尻川AP~志津川駅間は手動運転となります。また、往復乗車が条件となるため、志津川駅などでの途中下車はできません。

 JR東日本は、今回の運行終了後、2028年度までに水尻川AP~志津川駅間の一般道においても、レベル4による自動運転走行の実現を目指すとしています。

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