◇ラグビー リーグワン第18節 埼玉 45―0 BL東京(9日、熊谷ラグビー場)

 レギュラーシーズン(RS)最終節が行われ、2位の埼玉は6位BL東京に45―0の完封勝ち。先発したSO山沢拓也は、この日トップリーグ時代を通じて100キャップを獲得し、プレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)にも輝いた。

試合後は「勝って終えられて、すごくホッとしている」と、表情を緩ませた。

 見せ場は前半21分。敵陣での6次攻撃からフッカー坂手淳史が大きくゲインすると、ボールを受けた山沢がCTB長田智希とのパス交換から抜け出してトライ。強風の中キックでも4本を決め、チームの勝利に貢献した。1日の浦安戦では、ラストプレーで逆転(24●27)されて迎えたリーグ最終戦。「チームとしてもすごく、気合が入っていた」という一戦で、司令塔が躍動した。

 トップリーグ時代だった2016年8月の初キャップから重ねた100試合。セレモニーでは、3人の愛息にお祝いされた。試合で落ち込むことがあっても、家に帰れば天真爛漫な存在から日々、元気をもらう。「うるさくて大変な時もありますけど…」と笑う山沢は「ラグビーの時間を、少し忘れさせてくれる存在でもあるので」。帰宅後にラグビーボールを持って待っていることもあるが「一緒にやりながら、自分も『こうかな?』とかしたりもするけど。でも本当に、いい意味でいろんなことを忘れさせてくれる存在かな」と微笑む。

 31歳で到達した一つの節目。「簡単に取れたものではないし、たくさん悩んだ時期もありました。いろんな時期を経験して取れたので。あとはこのチームで取れたというのが、自分にとってうれしいこと」。チームはプレーオフ(PO)で準決勝(30~31日、秩父宮)から戦う2位以上を確定させ、4季ぶりの優勝をかけるPOに臨む。山沢は「残りの試合は、相手がどうこうよりは自分たちのチームを表現する機会。そのチャレンジを、みんなでやっていきたい」と見据えた。

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