日本相撲協会は8日、大相撲夏場所(10日初日、東京・両国国技館)の取組編成会議を両国国技館で開き、2日目までの取組を決めた。カド番の大関・安青錦(安治川)は初日、2日目の取組に入らず、休場が決まった。

安青錦の休場は初めて。このまま途中出場しなければ、来場所は大関から陥落する。

 安青錦が大きな決断を下した。1月の初場所で20年ぶりとなる新大関優勝を果たしたが、初の綱取りに挑んだ春場所中に左足小指を骨折。千秋楽まで皆勤したが、7勝8敗で入門以来初の負け越しを喫した。春巡業は左足の治療のため途中休場。番付発表後の先月30日から相撲を取る稽古を再開し、出場に向けて出稽古などで調整していた。

 だが、6日の荒汐部屋への出稽古で左足首を負傷。稽古を途中で切り上げ、7日に病院で精密検査を受けた。師匠の安治川親方(元関脇・安美錦)は稽古が休みだった7日朝、「出るつもりで動いている」と話していたが、けがの状態を考え、出場を見送ることになったとみられる。

 ◇安青錦のけが後の経過

 ▽春場所 取組中に左足小指を負傷。7勝8敗で入門後初の負け越し。

 ▽3月31日 左足の精密検査のため、春巡業を離脱して帰京。左小指骨折が判明。春巡業期間中は治療をしながら、部屋の稽古場に降りて、上半身などのトレーニングに励む。

 ▽4月30日 荒汐部屋に出稽古して7番。相撲を取る稽古を再開。

 ▽5月1日 稽古総見で横綱大関同士の稽古に参加し、9番で3勝6敗。

 ▽2、4日 部屋の稽古で調整し、幕下以下の力士と20番近く取る日も。

 ▽5日 時津風一門の連合稽古に一門外から参加し、8番で5勝3敗。

 ▽6日 荒汐部屋に出稽古。稽古中に左足首を負傷。

 ◆安青錦 新大(あおにしき・あらた)本名ヤブグシシン・ダニーロ。2004年3月23日、ウクライナ・ビンニツャ生まれ。

22歳。7歳で相撲を始める。23年秋場所で初土俵。25年春場所で新入幕。新大関の26年初場所で2場所連続優勝。三賞6度。しこ名は師匠から安と錦をもらい、ウクライナの国旗と目の色から青をつけたのが由来。182センチ、142キロ。得意は右四つ、寄り。

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