卓球 世界選手権団体戦 第8日(5日、英ロンドン)

 決勝トーナメント(T)1回戦が行われ、橋本帆乃香(デンソー)、17歳の張本美和(木下グループ)、18歳の面手凛(日本生命)で臨んだ世界チームランク2位の日本女子は、同19位のクロアチアを3―0で下し、16強入りを決めた。左のエース・早田ひな(日本生命)を温存したが、最年長27歳の橋本らが躍動し、1ゲームも落とさずに快勝した。

 3日のリーグ戦・ドイツ戦に続いて、第1試合を任された橋本が、日本に勢いをもたらした。クロアチアのアラポビッチに対し、回転をかけたカット打ちに加え、随所で強打を交えたラリーで翻弄(ほんろう)。要所でロングサービスもさえてストレート勝ちを収めた。ドイツ戦ではエース格のヴィンターに2―3で競り負けていただけに「とりあえず、1勝できて本当に良かったです」と安堵(あんど)の表情。2番手・張本、3番手・面手の若手も続いてチームの勝利につなげた。

 佐藤瞳との女子ダブルスで19年世界選手権個人戦銅メダルの実力者。28年ロサンゼルス五輪に向けて、シングルスで力を蓄える中で、世界選手権団体戦の初切符を得た。決勝T初戦の2点起用は4日夜に伝えられたといい、「出番をいただけてうれしく思いました」と気合が入っていた。世界卓球の団体戦では出場2戦目で自身初勝利をつかんだ。

 6日の決勝T2回戦はブラジルとルクセンブルクの勝者と対戦する。5大会連続銀メダルの日本女子は、1971年大会以来、55年ぶりの金メダルを目指す。張本は唯一、ここまで全4試合に出番があり、計6戦で全勝。

リーグ戦で全3試合に出た早田をクロアチア戦で温存できたことは、さらにタフになる次戦以降に向けて大きいはずだ。「挑戦する気持ち」をテーマに掲げる橋本が、チームを支え続ける。

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