静岡・御前崎市出身のサーフィン女子・池田美来(みらい、18)が夢の五輪切符獲得を目指している。優勝すれば28年ロサンゼルス五輪出場権を得ることができるアジア大会(9月25日開幕、愛知)に日本代表としての出場が決まっており、トレーニングに励んでいる。

「五輪で金メダルを目標にしていた。まだスタートラインにも立っていないが、可能性が出てきてうれしい」と笑顔を見せた。

 小学6年の11歳8か月で国内最年少のJPSA(日本プロサーフィン連盟)プロ資格を獲得。7年経過して、18歳になった。3月に高校を卒業し、プロ一本で夢に挑む。プロ最高峰チャンピオンシップツアー(CT)出場権を争うチャレンジャーシリーズ(CS)に昨年は初めてフル参戦して、世界との差も痛感。「足りないところが8割、良さは2割に気付けた」。現在は新コーチの元で基礎から見つめ直し、ターンの向上などを図る。「今は、リニューアルしている感じ」と表現。その中でも「見てくれる人に元気を届ける、かっこいいと思われる自分らしいサーフィンをしたい」と力を込めた。

 約20枚の愛用ボードは、ほぼピンク色で統一。父・良隆さん(65)が撮影時に見分けやすいよう、小学4、5年頃から選んできた色だ。

母・美枝子さん(51)も「ピンクといえば美来」と話す。白が主流だったボード界にも変化が見え、「最近は若い選手を中心にカラフルなボードが増えている」と“美来カラー”の存在感は増す。

 あこがれの五輪へ。大一番は、愛知・田原市で行われる。池田がプロ資格を得た“原点の海”だ。「小さい頃から田原には時々来ていて、なじみのある土地。風で波が変わる感じも御前崎と似ている。個人的にも好きな場所なので、いい形で試合ができると思う」とイメージを膨らませた。思い出の地で、初のオリンピック切符をつかみ取る。(伊藤 明日香)

 ◆池田 美来(いけだ・みらい)2007年11月7日、静岡・御前崎市生まれ。18歳。地元の御前崎一小、浜岡中に進学。

大阪市・広域通信制高校N高を今年3月、卒業。元プロウィンドサーファーの父・良隆さんの影響で、5歳でサーフィンを始める。19年のJPSA夢屋サーフィンゲームス田原オープンでプロ資格獲得。「ISA U―16、18」日本代表選出、世界ジュニア選手権3位。24年アジア選手権優勝。160センチ、54キロ。家族は両親、妹。血液型はAB。

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