卓球 世界選手権団体戦 第8日(5日、英ロンドン)

 決勝トーナメント(T)1回戦が行われ、橋本帆乃香(デンソー)、17歳の張本美和(木下グループ)、18歳の面手凛(日本生命)で臨んだ世界チームランク2位の日本女子は、同19位のクロアチアを3―0で下し、16強入りを決めた。左のエース・早田ひな(日本生命)を温存したが、初代表の面手、橋本らが躍動し、1ゲームも落とさずに快勝した。

 1番手・橋本、2番手・張本がともにストレート勝ちでチームの勝利に王手をかけた。第3試合でバトンを受けた18歳の面手も、第1ゲームの出足から9連続得点だ。クロアチアのパブロビッチの強打にフォアのカウンターを浴びせ、得意のラリーでも主導権を握った。3―0の快勝で世界卓球での自身初白星をつかみ、「大舞台で1勝できたことをうれしく思います」と胸を張った。

 岡山・山陽学園高3年時に出場した2月の国内選考会で優勝し、初の世界卓球代表の座を得た。自身の武器について「ラリーの速さを見て欲しいです」とアピール。言葉通り、この日はラリー戦で力負けせず、相手を圧倒。要所でロングサービスも効いて、大舞台でも堂々のプレーを見せつけた。2日に世界卓球デビューした1次リーグのフランス戦はトップ選手のユアン・ジャナンに敗れたが、出場2戦目でうれしい初勝利を手にした。

 1つ年下の張本とはジュニア時代からしのぎを削ってきた。19年中国での大会に団体を組んで準優勝。全日本選手権ジュニアでは24年、25年と2年連続で決勝で激突し、張本が優勝、面手が準優勝を飾っている。

この試合前も入念に話し込み、大一番に挑んだ。面手は張本の存在について「チームとしては安心感はあるけど、同世代の強い選手が隣にいるので、緊張感はあります。アドバイスはあまりないですね」と笑った。

 6日の決勝T2回戦はブラジルとルクセンブルクの勝者と対戦する。18歳の新星が日本の55年ぶりの金メダルへの原動力になる。

 ◆面手 凛(めんで・りん)2007年12月31日、岡山・玉野市出身。18歳。元実業団選手の母の影響で3歳で卓球始め、17年全日本選手権カブの部(小4以下)女子シングルス優勝。18年同ホープスの部(小6以下)準優勝。24年、25年全日本選手権ジュニア女子で準優勝。今春、岡山・山陽学園高を卒業し、日本生命に入社。右シェーク攻撃型。

好物は焼き肉。164センチ。

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