美女馬券師のGI最終決断
守永真彩~ジャパンC編

ジャパンC、関係者の力強い言葉を受けて美女馬券師が打った確信...の画像はこちら >>
◎イクイノックス
◯リバティアイランド
▲ヴェラアズール
☆ディープボンド
△ドウデュース
△タイトルホルダー
△ダノンベルーガ
△イレジン

 GIジャパンC(東京・芝2400m)が創設されたのは1981年。「世界に通用する強い馬づくり」を掲げ、海外のトップホースたちと日本馬の戦いが始まりました。

 それこそ、最初は世界の高い壁に手も足も出なかった、というところからのスタートだったと聞きますが、あれから42年。今や日本馬が"世界一の馬"としてジャパンCに出走する時代になりました。

 世界に通用するどころか、世界の頂点まで登り詰めた馬づくり。当時を知るホースマンや競馬ファンは、現在のジャパンCを見てどう感じるのでしょうか。まだまだ初心者の私でさえ、今年のジャパンCに胸躍らせていますが、見る人にとっては非常に感慨深いレースなのではないか、と思います。

 今年のジャパンC(11月26日)は"世界最強馬"と"現役最強牝馬"の対決に注目が集まっていますが、私の本命は前者のイクイノックスです。

前走のGI天皇賞・秋(10月29日/東京・芝2000m)では従来のレコードをコンマ9秒も更新し、1分55秒2という破格の時計で完勝!

 内容を見ても、前半1000mを57秒7のペースで淀みなく流れるなか、3番手に位置しつつ、最後にあのすばらしい脚を繰り出して堂々とゴール板を駆け抜けたわけです。まさに、次元の違う走り! 競馬に絶対はありませんが、あのレースを見てしまうと、何回同じレースをしてもイクイノックスが勝っていたのでは? と思ってしまいます。

 どの位置からも運べて、あの脚を繰り出せるとなると、死角らしい死角は見当たりません。唯一気になるとすれば、前走の天皇賞・秋でレコードを出してからの、初の中3週という短いレース間隔での出走で、疲れなどが残ってないか? というところ。

 そこで、担当の阿部孝紀助手に確認したのですが、「そう聞かれることが多いのですが、まったくないです!」と力強いお言葉をいただき、安心しました。

 対抗はリバティアイランド。

前走のGI秋華賞(10月15日/京都・芝2000m)で圧勝して牝馬三冠を成し遂げ、満を持して牡馬の一線級とジャパンCで対決します。しかも、1枠1番とくれば......やはり、あの馬が脳裏に浮かびます。そう、日本で最多となる国内外の芝GI9勝を挙げた名牝アーモンドアイです。

 アーモンドアイは3歳の時、牝馬三冠馬としてジャパンCに挑み、逃げるキセキを直線でしっかりと捉え、6連勝で古馬との対決を勝利で飾りました。

 まさかリバティアイランドが、その時とまったく同じ枠になるなんて......(しかもイクイノックスと同枠!)。(ジェンティルドンナの子ジェラルディーナとヴィルシーナの子ディヴィーナが同枠になった)今年のGIエリザベス女王杯の時も感じましたが、競馬の神様って、ほんとに面白いことをしてくれます。

 さて、リバティ"お嬢様"ですが、秋華賞後の関係者のコメントを読んでいると、あのレースを見せていながら、実際は「一度使って変わるんだろうな」というような状態だったそう。6馬身差をつけて快勝したGIオークス(5月21日/東京・芝2400m)も、ジャパンCを見据えたレースだったとのことで期待は高まります。加えて、斤量が54kgという、イクイノックスら古馬の牡馬との4kg差も彼女が勝つシーンを後押しします。

 そして、ジャパンCは"リピーター"の多いレース。そうなると、昨年の覇者ヴェラアズール(▲)も気になります。

 当初手綱をとる予定だったライアン・ムーア騎手が落馬負傷のため、当日はホリー・ドイル騎手とコンビを組むことに。

ムーア騎手は自国に戻るとのことで、彼の騎乗するレースが見られなくなってしまったのは残念ですが、何より今は一日も早い回復を願います。

 ただ、ムーア騎手が先週、GIマイルCSで騎乗予定だったナミュール、地方交流のGII浦和記念で騎乗予定だったディクテオンと、どちらも大舞台で勝利。馬はもちろん、急遽の騎乗オファーを受けてしっかりと結果を残した騎手もすばらしいです。2度あることは3度あっても不思議ではありません。

 なお、女性騎手がジャパンCに出走するのは1990年以来、33年ぶりのこと。しかも、今年は3名の女性騎手(ドイル騎手の他、マリー・ヴェロン騎手がイレジンに騎乗、藤田菜七子騎手がウインエアフォルクに騎乗)が参戦! 複数の女性騎手がジャパンCに騎乗するのは史上初めてとなります。

 女性騎手がジャパンCを勝ったら、それもまた歴史に残るレースとなりますね。

 また、ヴェラアズール陣営のコメントを見ていても、以前の迫力が戻ってきている状態とのことですし、休み明けを一度叩いて、前走で増えていた馬体も戻っていたら再度期待できそうです。東京競馬場の芝のレースは、昨年のジャパンCも入れて3戦2勝、3着1回と得意の舞台ですからね。昨年のジャパンCでのコラムにも書きましたが、紆余曲折あったこういう馬の活躍は応援したくなります。

 実は先週のマイルCS、スポルティーバの予想はありませんでしたが、3連複16点で3万馬券を的中! この勢いでジャパンCも当てたいところです。今回はずっと応援しているイクイノックスの1着固定で3連単を買います!

【推奨馬券】
◆3連単フォーメーション(18通り)=1着(2)→2着(1)(9)(14)→3着(1)(3)(5)(7)(9)(10)(14)