この記事をまとめると
■東京・青山にEV専門店となる「メルセデス EQ 青山」が誕生した■「メルセデス EQ 青山」はメルセデス・ベンツの長年のパートナーであるヤナセによってオープンされた
■「メルセデス EQ 青山」には3台の展示車両とEQエキスパートを含む11名のスタッフが常駐する
メルセデスのEVを体験するなら「メルセデス EQ 青山」
自動車メーカーが、コンセプトストアまたはフラッグシップショールームを多数構える青山界隈。メルセデス・ベンツを長年にわたって取り扱ってきたヤナセは10月初旬、青山通り沿いで伊藤忠ガーデン内の一角という好立地に「メルセデス EQ 青山」をオープンさせた。これまで六本木の「メルセデス ミー 東京」、梅田の「メルセデス ミー 大阪」といった、ブランド体験を来訪者に提供する「クルマを売らないショールーム」は存在したが、「メルセデス EQ 横浜」に続いて同青山は、都内では初のBEV専用ショールームとなる。
開所式で冒頭の挨拶を述べたヤナセの吉田多孝社長は、100年に一度の変革期といわれる自動車業界において、同社が長年にわたって蓄積してきた輸入車販売と整備における知識や技術といった多大なノウハウを、BEVとカーボンニュートラル化に注力していく意義を強調した。
続いて祝辞を述べたメルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は、ヤナセというメルセデスの歴史的な販売パートナーが、BEV専用ショールームを構えることに至った決断に多大なる感謝を述べ、スリーポインテッドスターがあしらわれた開所記念の盾が贈呈された。

その後は、販売サービスの責任者らによる決意表明が述べられ、厳かに開所セレモニーは幕を閉じた。
自動車販売店らしからぬ佇まいの「メルセデス EQ 青山」
実際のショールームの構え自体も、これまでの自動車販売店らしからぬ、一風変わった雰囲気を醸し出している。そもそも青山通りに面してはいるものの、ショールームの建物はやや奥まっており、道路にもっとも近い区画には2基の急速充電器と1基普通充電器が備え付けられている。

従来的な自動車販売ショールームなら、一番目立ってもよさそうな「MERCEDES-EQ」のブランド名ロゴは、何と植え込みの樹木の緑に遮られてさえいる。やはり意識の高い自動車販売店は、環境を大切にするのだ。
メルセデス・ベンツ最新のコーポレートCIに沿った店内は、3台の展示車両が置かれる予定で、EQエキスパートを含む11名のスタッフが常駐する。開所式の当日は、まだ日本では貴重なサンプル車両しかない「EQS 450+ エディション1」が、特徴的なツートンの外観で優雅な佇まいを見せていた。現段階でも7車種12モデルもあるEQのラインアップは、年々拡大していく予定だ。

一方でショールーム入口からさらに奥左には、納車センターも設けられている。ラウンジのように落ち着いた商談スペースと、納車待ちの車両と新オーナーが対面するスタジオのようなスペースは、青山という都心の一等地にもかかわらず、少し奥まった静かな場所だ。

この公園の一角のようなスペースから、愛車でゆっくりと公道にアプローチできる時間も、メルセデスEQオーナーにのみ許された特別な体験となるだろう。
メルセデスEQ青山(ヤナセ東京支店 青山ショールーム)
■住所/107-0061 東京都港区北青山2-3-1(最寄り駅/銀座線・外苑前駅)
■電話/03-5413-3511
■営業時間/10時~17時(平日)、10時~18時(土日・祝日)
■定休日/月曜、第2火曜(月曜が祝日の場合は翌火曜が休日)