この記事をまとめると
◾️新興国を中心に海外でも大人気なスズキには、たくさんの日本未導入モデルがある◾️その中には日本に導入すれば売れそうなクルマもある
◾️とくに人気となりそうな4台を紹介
日本でも人気ライバルの存在する「リッター小型SUV」はアリ!
スズキといえば軽自動車やコンパクトカーを得意とするメーカーとして知られているが、じつは日本国外にも多くの車種をリリースしており、中には日本ではお目にかかることができないモデルも多数存在している。
そこで今回はスズキが海外向けに開発・生産していて日本には導入されていない車種をピックアップしてご紹介したい。
シアズ
日本ではすっかり人気が下火となってしまったコンパクトサイズの4ドアセダンだが、国が変わればまだまだ需要が高い地域もあり、スズキもインドを代表とする諸外国向けにシアズという4ドアセダンをリリースしている。
このシアズは現行型カローラにほど近いボディサイズをもつモデルで、インドではスズキのプレミアムブランドであるネクサから販売されており、上級グレードには本革シートが標準装備となり2トーンカラー仕様も用意されるなど、上質なモデルに仕立てられているのだ。
また過去には「シアズS」なるスポーティモデルも存在し、グロスブラックのエアロパーツやリアウイング、オールブラックのスポーティなインテリアが備わり、もちろん3ペダルの5速MT仕様となる硬派なものだった。
エスプレッソ
日本でも人気のコンパクトクロスオーバーSUVとして、こちらもインド市場に投入されているのがエスプレッソ。現地の若者をターゲットに2019年にリリースされたモデルであり、日本の軽自動車よりも若干大きい程度という非常にコンパクトなボディサイズに1リッターエンジンを搭載したいわゆるエントリーモデルとなっている。
![こんないいクルマあるなら日本で売ってよスズキさん! 乗りたい欲が抑えきれない「海外専売モデル」4台](http://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexnews%252Ffeed%252FWebcartop%252F3b%252FWebcartop_1337906%252FWebcartop_1337906_2.jpg,quality=70,type=jpg)
安価なモデルということもあって華美な装飾などはないものの、イグニスとハスラー、そしてアルトを混ぜて1台にしたようなスタイルはシンプルながら好感がもてるもので、左右どちらのハンドル位置にも対応できるように採用したと思われるインテリアのセンターメーターもよいアクセントとなっていて、日本でも人気が出そうな1台だ。
日本のスズキでは代わりがない「7人乗りSUV」も存在!
XL7
コアなスズキファンであれば、2台目エスクードのロングモデルとして1998年に登場したグランドエスクードの輸出名としてXL7という車名を覚えている人もいるかもしれない。ただグランドエスクードは1世代のみで終売となり、海外向けLX7も2代目が2009年で終売すると後継車種が登場することもなく時間だけが過ぎていっていた。
![こんないいクルマあるなら日本で売ってよスズキさん! 乗りたい欲が抑えきれない「海外専売モデル」4台](http://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexnews%252Ffeed%252FWebcartop%252F3b%252FWebcartop_1337906%252FWebcartop_1337906_3.jpg,quality=70,type=jpg)
そんなXL7の名前が突如復活したのは2020年のことで、インドネシア市場でスイフトのプラットホームを使用した7人乗りモデルであるエルティガをベースにクロスオーバーSUVテイストをプラスしたモデルとして登場。
北米市場向けにリリースされていた過去のXL7とは比べるまでもないが、全長4450mmと比較的コンパクトなサイズのクロスオーバーSUVで3列目シートを備えるというモデルは日本にありそうでないモデルであるため、ニッチなユーザーを取り込むこともできそうだ。
キザシ
最後は番外編としてすでに販売が終了しているキザシの海外専売モデルに触れておきたい。日本ではスズキ関連企業の重役車か、警察の捜査用車両というイメージが非常に強いキザシだったが、日本国外ではスポーティな走りが楽しめるスポーツセダンとして売り出されていたのだ。
![こんないいクルマあるなら日本で売ってよスズキさん! 乗りたい欲が抑えきれない「海外専売モデル」4台](http://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexnews%252Ffeed%252FWebcartop%252F3b%252FWebcartop_1337906%252FWebcartop_1337906_4.jpg,quality=70,type=jpg)
とくに北米市場では、4グレード中3グレードに6速MTが用意され、日本仕様には存在しなかったサンルーフやベージュ系の内装色も設定。
さらにボディカラーも日本仕様が白、黒、銀という無難すぎる3色展開だったのに対し、スポーティなレッドやブルーなどを含む8色が用意されるなど、かなり毛色の異なるラインアップとなっており、日本仕様にもこのテイストを盛り込んでいたらもしかしたらもう少し違う結果になっていたかもしれないと思うと惜しく感じてしまうのだ。