この記事をまとめると
■ホンダ・シビックタイプRには5つのボディカラーが用意されている■もっとも人気なのは歴代タイプRに用意されてきた「チャンピオンシップホワイト」だった
■逆にレッドやブラックといったスポーツカーの定番色の人気がないことが明らかになった
ホンダのスポーツグレードはやっぱり白が人気だった!
RSグレードが追加されて話題となっているシビックだが、クルマ好きから憧れの的となっているのは、走行性能に特化したモデルであるタイプRだ。各メディアでも評価の高いタイプRだが、「もしもマイカーになったら……」と妄想するときに考えることといえばボディカラーだ。タイプRではどんなカラーが人気なのだろうか?
一番人気はやっぱりチャンピオンシップホワイト!
タイプRには5つのボディカラーが用意されている。そのボディカラーの販売比率を上から並べていくと以下のようになる。
チャンピオンシップホワイト:67%
レーシングブルーパール:12%
ソニックグレーパール:10%
クリスタルブラックパール:8%
フレームレッド:3%
やはり圧倒的な人気を誇るのは歴代タイプRに用意されてきたチャンピオンシップホワイトだ。ホンダが初めてF1に参戦した際のアイボリーホワイトにルーツをもつこのカラーは、1992年に登場した初めてのタイプR、NSXタイプRから続く伝統のカラーだ。そんなカラーが一番人気なのは当然といえば当然の結果だ。
トレンドカラーは2位と3位
2番手と3番手のボディカラーは伝統とは反対に、トレンドが反映された結果といえるのではないだろうか。レーシングブルーパールのような水色系統の明度がある原色を思わせるブルーは、近年のスポーツカーのトレンドのカラーだ。「ポリバケツブルー」なんて巷ではいわれたりするが、国内外さまざまなスポーツカーがこの系統のブルーをラインアップしていることが多い。
ソニックグレーパールも同じだ。これはスポーツカー以外にも多い印象だが、近年流行りの「アースカラー」や「セメントカラー」といわれるものだ。他メーカーにはなるが、同じ系統のカラーとなるマツダのポリメタルグレーメタリックが2019年にオートカラーアワードでグランプリを受賞していることを考えると、自動車全体でのトレンドカラーといえる。
スポーツカーらしさがより強く演出されるレーシングブルーパールにやや軍配が上がったところといった具合だろうか。
逆に定番カラーはあまり人気がない?
反対に従来のスポーツカーの定番カラーであったノーマルな印象の「フレームレッド」はもっとも人気がないという結果になってしまった。やはり伝統のチャンピオンシップホワイトが入っているとそちらの人気が物凄く高くなると同時に、トレンドカラーに押されてしまった結果ということなのだろうか。
また、スポーツカーに限らず、多くのクルマで定番といえるブラックもさほど人気が高くない。
チャンピオンシップホワイトが7割近くということを改めて振り返ると、それだけ多くのユーザーがもっともタイプRらしい色だと感じて選んでいるのがわかる。

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