一般道での後部座席シートベルト着用率はたった38パーセント!
シートベルトは2008年以降、後部座席での装着も義務付けられたため、すべての座席で着用することになっている。警察庁とJAFの調査によると、平成30年のシートベルトの着用率は、運転席及び助手席の着用率はともに90%以上。後部座席同乗者の着用率は一般道で38.0%、高速道路等で74.2%。
運転者、助手席に比べ後部同乗者の着用率が低いのが気になるが、その重要性は前席であろうと後席であろうと変わりはない。また、シートベルトはただ着用すればOKというものではなく、正しく着用しなければその効果は半減してしまうので、もう一度正しい着用方法をおさらいしておこう。
1)正しいポジションで座る
クルマのシートは、リビングのソファーではないので、ドライバーだけでなく、同乗者もただ単に楽ちんな姿勢、好きな姿勢で座っていいものではない。基本として、背もたれは寝かさずに、背中が丸まらないようにして、シートに深く腰掛ける。身体を斜めにするような姿勢はNG。
2)肩ベルトの位置
肩ベルトは鎖骨の中央を通るようにして、ベルトが首にかからないようにショルダーアンカーで高さを調整する。襟のある服を着ているときは、ベルトが襟の下を通るようにするとベスト。もちろんベルトにたるみやねじれがないように気を付ける。
着用方法を間違えると衝突時に内臓が破裂してしまうことも
3)腰ベルトの位置
腰ベルトは腹部にかからないようにして、骨盤を巻くようにしっかり締める。ベルトのねじれやたるみは厳禁。
4)バックルの金具
バックルの金具を確実に差し込む。
※妊婦の場合、肩ベルトは胸の間を通って、腹部の側面を通るようにする。
腰ベルトは、お腹のふくらみを避け、骨盤の出来るだけ低い位置を通す。
あまり知られていないことだが、クルマが時速40kmで激突した場合、腰ベルトには約600kg、肩ベルトには約700kgの力が加わる。これだけの力はとても筋肉では支えきれないので、シートベルトは骨盤と肋骨という丈夫な骨にかかるようにし、万が一のときは骨で衝撃を支えられるようにしておくことが非常に重要。
ちなみにシートベルトをしないで、両手両足を突っ張って身体を支えられる衝突速度は、たったの時速7kmまでというデータがある。衝突時のスピードが時速7kmでも、乗員にかかる力は100kgを超えるからだ。歩く速度の2倍ぐらいまでしか、両手両足では支えきれないので、シートベルトは必ず正しく着用すること。
とくに後部座席の人は、シートベルトをしていなかったために、車外に放り出されるという事故や、前席に後席の人が激突して、ドライバーや助手席の人を押しつぶし、被害を与えるケースがあるので、どのシートに座ってもシートベルトは必須といえる。エアバッグがあったとしても、エアバッグはシートベルトを着用していることを前提に作られているので、シートベルト非着用での効果はほとんど期待できない。
自分と大事な人を守るために、シートベルトの重要性をもう一度見直してみてはどうだろうか。

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