HIDはLEDより約1.5倍も明るい!

90年代半ばから、圧倒的な明るさを武器に、多くのクルマのヘッドライトに採用されてきたHID。ところが最近、10年ほど前に登場したLEDが普及するにしたがって、ヘッドライトの主役からズルズルと引きずりおろされてきた。



明るさに関しては、いまだにLEDよりもHIDに一日の長があるにも関わらず、新車のライトのLED化が進んでいるのはなぜだろうか。

それはトータルで比較したときに、HIDよりもLEDのほうが利点が多いからだ。その具体的な長所と短所を比較してみよう。



1)明るさ

まずライトの命、明るさから。これに関しては、前述の通りLEDよりHIDの方が明るく、明るさの単位=ルーメンでいうと、HIDはLEDよりもおよそ1.5倍も明るい。



ただしLEDが暗いというわけではなく、LEDでも明るさは十分確保できている。HIDがそれ以上に明るいというだけだ。色について比較すると、HIDは光のバリエーションは多いが、どちらかというとやや青白い色で、純白度でいえばLEDに軍配が上がる。



「HID」より暗いのになぜ? いまクルマのヘッドライトに「L...の画像はこちら >>



消費電力については、HIDも35W~55W と省電力だが、LEDは約20Wで、これはLEDの圧勝。消費電流が少ないということは、発熱量も少ないことも意味している。発熱量も基本的には少ない方がいいが、雪国などでは、ヘッドライトに付着した雪がライトの熱で溶けないので、やや不便な場合もある。



構造がシンプルなことによるメリットも!

2)寿命

そして、寿命。HIDもハロゲンの1.5倍ぐらいの寿命があり、2000時間=5年以上は使えると言われている。一方、LEDはというと、30000時間=15年は使えるほどのロングライフ。寿命に関しては、LEDには敵わない。



「HID」より暗いのになぜ? いまクルマのヘッドライトに「LED」が積極採用されるワケ



3)コスト

極めつけはコスト。LEDの方がシンプルで部品点数も少ないので、部品単価は安く収まる。おまけにシンプルな分、取り付けも容易で、手間がかからない。そのほか、点灯速度(起動速度)もLEDは早いが、HIDはスイッチを入れてから最大光量が得られるまで数秒かかる。



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こうした特性の違いから、LEDを採用する車種が増えているが、技術が進歩してくれば、いずれ明るさもLEDがHIDを上まわってくるだろう。

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