ミニバンや軽自動車では使い勝手の良い装備が多数!

クルマの機能、装備のなかにはとても使いやすく便利そうなのに、他社、他車が採用しないものがあったりする。ここではそんな各車の個性あふれる独自の機能、装備を紹介したい。



1)ホンダ・ステップワゴンのわくわくゲートのサブドア

ボックス型ミニバンの数少ないウィークポイントが、巨大なバックドアを開ける際、車体後方に1m前後のスペースが必要になること。雨宿りのひさしになるのは便利なものの、壁ギリギリに止めるとバックドアを開けることができず、一度前に出して開けなおす必要があったりする。



【プライドを捨てても真似すべき!】超便利なのになぜか浸透しな...の画像はこちら >>



そんな悩みを解消してくれたMクラスボックス型ミニバンが、ホンダ・ステップワゴン。バックドアに設けられた、わくわくゲートのサブドアと呼ばれる横開きのドアによって、ラゲッジルームの荷物の出し入れは、3段階に開くため、車体後方に400mm、640mm、760mm(全開)あればOK。ちなみに、バックドア全体を開けると、車体後方に1200mmのスペースが必要になる。



【プライドを捨てても真似すべき!】超便利なのになぜか浸透しないクルマの装備11選



また、わくわくゲートのサブドアは、人や犬の乗降も可能。サブドア内側にはオープナー、アシストグリップまであるのだから便利。このアイディア、現時点でライバルの追従なし!! 本当に便利です。



2)日産セレナのデュアルバックドア

ステップワゴンと同様の発想で、車体後方にスペースのない駐車シーンでも、ラゲッジの荷物の出し入れが容易になるアイディアが日産セレナのデュアルバックドア。ガラスハッチだけ開閉でき、小物の出し入れが可能。車体後方に必要なスペースはハイウェイスターで480mmだ。



【プライドを捨てても真似すべき!】超便利なのになぜか浸透しないクルマの装備11選



ただしバックドア上部からの出し入れになるため、フロアに置いた小さな荷物は取り出しにくいのが、フロア部分から開閉するステップワゴンのわくわくゲートのサブドアとの違い。



【プライドを捨てても真似すべき!】超便利なのになぜか浸透しないクルマの装備11選



3)スズキ・ハスラーの助手席シートアンダーボックス

ハスラーは初代、新型ともに、助手席下にトレー状のシートアンダーボックスを完備する。把手のついたバケツのようなもので、運転用のスニーカーや汚れものの収納に便利。



【プライドを捨てても真似すべき!】超便利なのになぜか浸透しないクルマの装備11選



それでいて、助手席のかけ心地にほぼ影響していないところが評価ポイント。これもなかなか国産他車では見られない装備である。

ちなみに輸入車では、意外にもVWゴルフ7、ボルボXC40で同様のアイディアが採用されている。



【プライドを捨てても真似すべき!】超便利なのになぜか浸透しないクルマの装備11選



4)ダイハツ・ムーブキャンバスの置きラクボックス

スズキ・ハスラーの助手席シートアンダーボックスに対して、後席下に引き出し式収納を採用しているのが、ダイハツ・ムーブキャンバス。



【プライドを捨てても真似すべき!】超便利なのになぜか浸透しないクルマの装備11選



置きラクボックスという、後席下部に設置された引き出し式のトレー状ボックスで、床に直置きしたくないモノを収納できるだけでなく、立ち上げてバスケットモードにすると、倒れやすいものも安心して置けるから便利この上なし。毎日の生活に密着する軽自動車ならではのアイディアだろう。



【プライドを捨てても真似すべき!】超便利なのになぜか浸透しないクルマの装備11選



ホントに必要? と思ったけど使ってみると意外に便利なものも!

5)スズキ・ワゴンRのアンブレラホルダー

ワゴンRのちょっと変わった装備が、リヤドアにあるアンブレラホルダー。



【プライドを捨てても真似すべき!】超便利なのになぜか浸透しないクルマの装備11選



傘を立てたまま収納できるホルダーで、傘で車内を水浸しにすることがない。リヤドアにあるという点では、かなりレアな装備と言える。



【プライドを捨てても真似すべき!】超便利なのになぜか浸透しないクルマの装備11選



6 )ホンダN-WGNのリヤアンダートレー

N-WGNならではの便利装備が、後席下にある、濡れた傘やスニーカーなどをすっきりとしまえる大型のトレー。新型は取り外し可能になり、汚れてもお手入れ簡単。



【プライドを捨てても真似すべき!】超便利なのになぜか浸透しないクルマの装備11選



ホンダの特許技術「センタータンクレイアウト」だからこそできた収納スペースである。



【プライドを捨てても真似すべき!】超便利なのになぜか浸透しないクルマの装備11選



7)ホンダ・オデッセイのプレミアムクレードルシート

現行オデッセイ・アブソルートの7人乗りの2列目席が、豪華なプレミアムクレードルシート。シート表皮内側にウレタンシートを内蔵し、170度リクライニング、オットマンなどによって、ミニバンの2列目席最上級のかけ心地、寝心地!? を提供してくれるのだが、クレードル=ゆりかごシートというだけあって、リクライニングしても上半身が前を向ける中折れ式。



【プライドを捨てても真似すべき!】超便利なのになぜか浸透しないクルマの装備11選



ゆえにリクライニングしたまま、後席用モニターの鑑賞も可能。さすが、クリエイティブムーバー作りにたけているホンダらしいアイディア満載の唯一無二のキャプテンシートである。



【プライドを捨てても真似すべき!】超便利なのになぜか浸透しないクルマの装備11選



8)スバルXVのラゲッジフロアボード

インプレッサのクロスオーバーSUV版、XVのラゲッジルームには、かなりマニアックなアイディアが隠されている。それは、フロアと開口部の段差を小さくするためのアイディアで、フロアボード後端にリングが付いていて、それを開口部のフックに装着することで、開口部段差が減少。



【プライドを捨てても真似すべき!】超便利なのになぜか浸透しないクルマの装備11選



デビュー当時、開発陣が「青山さん、これなら犬も乗り降りしやすいですよね」とこそり教えてくれたものだ。気づかないユーザーは一生気づかないアイディアも、使ってみればありがたみがわかるはず。ペットの乗降のしやすさだけでなく、重い荷物の出し入れも楽々になる。



【プライドを捨てても真似すべき!】超便利なのになぜか浸透しないクルマの装備11選



9)ホンダN-BOXのカップホルダーまわりにあるくぼみ

N-BOXのボトルホルダーの淵に、小さなくぼみがあるのをご存じだろうか(N-BOXオーナーに向けて言っています)。公式には小さなサイズのリモコンキーを置ける場所なのだが、じつは開けたペットボタルのふたを置いておくのにもぴったり。



【プライドを捨てても真似すべき!】超便利なのになぜか浸透しないクルマの装備11選



車内ではペットボトルを飲む際、ふたの置き場に困るものだが、それを解消できる裏技なのである。ボトルホルダーにそんな裏機能があるクルマなど、ほかに知りません……。



【プライドを捨てても真似すべき!】超便利なのになぜか浸透しないクルマの装備11選



10)ボルボのBピラーエアコン吹き出し口

ボルボの上級車種に備わるのが、Bピラー左右のエアコン吹き出し口。つまりセンターコンソール後方の吹き出し口と合わせて、合計3か所ものエアコン吹き出し口があることになる。



【プライドを捨てても真似すべき!】超便利なのになぜか浸透しないクルマの装備11選



当然、前席に遜色のない空調環境が得られ、真夏のドライブなどでの後席の快適性が大きく向上する。このアイディア、特許があるのか不明だが、他車には見られない後席乗員(愛犬)のためのボルボ流おもてなし装備のひとつ。



【プライドを捨てても真似すべき!】超便利なのになぜか浸透しないクルマの装備11選



11)ホンダN-BOXのピタ駐ミラー

なんともユニークなネーミングの機能装備が、N-BOXに用意されるピタ駐ミラー。



【プライドを捨てても真似すべき!】超便利なのになぜか浸透しないクルマの装備11選



駐車が苦手な人向けの装備で左ドアミラーに備わり、運転席に座った状態で死角になりやすいボディ左側面やクルマの後ろの様子まで確認でき、幅寄せや縦列駐車、車庫入れの際に役立つ。思い通りの場所にラクにピタリと停められるようにと採用してくれたアイテムだから、ピタ駐ミラーである。



【プライドを捨てても真似すべき!】超便利なのになぜか浸透しないクルマの装備11選

編集部おすすめ