危険な運転の仕方をしている人が多数!
仕事場に行くのに元々はクルマを使っていたが、電車通勤だった家人が使いたいというので、そちらに回し、春ということもあって自分はバイク通勤にスイッチ。稼働状態のバイクが4台もあるので、動かしてやる意味も含めて雨の日以外は乗ってみたところ、いろいろと気が付くことがあった。都心の場合、とくに車列に従って並んで走っているだけに、車窓越しでは気が付かないこともあることを再認識。
1)あんちゃん握りが多い
別にあえて覗くわけではないが、車線内の左寄りを走ったり、止まったりすると運転席まわりは自然と見えてしまう。地方や世代によって呼び名が異なるかもしれないが、要は片手をハンドルの上に乗せるだけの握り方。左手はアームレストなどに乗っけているので、体も斜めになってしまっている。シートバックもかなり倒している人が多く、どちらも緊急時にとっさの回避ができないと思うし、安全装置以前の問題だ。
2)スマホを見ている人が予想以上に多い
こちらもステアリングの握り方と同様、見ようとしないでも視界に入ってきてしまう例。信号待ちで停止しているときは、厳密に言うと運転中ではないので取り締まられないからか、かなりのドライバーがスマホをいじっている。信号が青になった際の発進が遅れることもしばしば。そのまま運転中にもいじっているドライバーも多く、当然のことながらこれは違反となる。
スマホをどう見ているかだが、パターンとしてはステアリングのアームの上に乗せる。上記のあんちゃん握りをしながら、左手で目の前にもってくる。さらにヒザの上に置いているのだろうか、下をチラチラと見ながらという、非常に危険なパターンも少なくない。

ちなみにテレビを見ている人も非常に多い。音を聴いているだけなのかもしれないが、いずれにしても乗っているのはひとりだけだったりする。
3)反対に振ってから曲がる
信号のある大きな交差点、住宅街の路地問わず、一度曲がる方向とは逆にハンドルを切ってから、曲がるクルマがけっこういる。トラックのように内輪差が大きいならわかるが、乗用車では当然ムダ。隣の車線を直線で抜けるときも、振るのは少しだけとはいえ、いきなり寄ってくる感じがしてヒヤリすることもある。とにかくフツーに曲がってほしい。

ホーンを鳴らさない人が増加傾向のようだ
4)発進しなくても静かに待っている
赤信号で止まっているときに、車内でなにかしらやっていると当然、青になったときに発進が遅れる。その際、後続車がプッとホーンを鳴らして知らせて、慌てて発進というのが昔ながらのパターンだが、最近はみんな並んでじっとしていることが多いように思う。理由は不明。

5)緊急車両が来ても止まらない
剥き身でヘルメットを被っているだけなので、気が付きやすいというのもあるが、それにしても救急車などが来ても止まらない。直線で後方から来る場合は避けているが、交差点で左右から来たり、前方からの右折に対してはかなりにぶい。動きに予想が付きにくいとダメなようだが、自分のところは関係ないと思っているのかもしれない。

なかには赤信号で停止中に、真後ろでサイレンがウーウーと鳴っていても微動だにしないクルマもいて、先頭なので前に出て左右に寄せるだけで通せるのに、という例もあったりする。
知り合いの消防署員に聞くと、「クルマも歩行者も止まってくれないよ。助手席の足もとのスイッチを踏むと音が変わって、音量も大きくなるけど、それをやってもあまり効果なし」とのこと。自分の身内が運ばれていると思えばすぐに止まると思うのだが。
6)自転車のマナーはやはり悪化
自転車に乗る人も多くなっている。一時、マナーの悪さが指摘されたこともあり、赤信号でチャンと止まることを意識する人はいるものの、子供を乗せたママチャリが赤信号を無視したりとマナーは悪化しているように思う。とくにニュースにもなる宅配サービスのなかにはマナーが悪い人も目に付く。マナーというよりも、道交法違反連発なのだが。路地から停止なしで飛び出してくるのは珍しくなく、ギリギリ当たらなかったというも何回かあり。ホーンを鳴らしたら、ここでは書けないような、とてもありがたいお言葉が返ってきた。

7)車道を走る人が増えた
運動不足解消で夜に走る人が非常に増えた。都市部だけかもしれないが、気持ちよく走りたいのだろう。歩道ではなく、交通量がそこそこある道路でも車道を走っている人がけっこういる。ちなみに歩行者も法律的な規定はあって、決められた場所を右側通行するのが基本で、右側なのは前から来る車両を発見しやすいようにするため。
