小型商用車として初となる貨物用EVがついに販売目前!

個人事業主や小規模の宅配業者などで利用頻度の多い小型貨物車に、待望の電気自動車が登場した。



それが、HW ELECTROが今年の夏頃から販売を開始する小型EVトラック「ELEMO(エレモ)」。

D1グランプリの監督や、タイヤブランド「グッドライドジャパン」の代表を務めるション・ウェイチェンさんが立ち上げたブランドだ。



1台で運送もキッチンカーもOKで移動電源にもなる! 小型EV...の画像はこちら >>



この小型EVは、国内では初となる小型貨物登録の認可を受けたふたり乗りトラックとなっており、荷台が自由にカスタマイズできるという優れた機能を持っている。コンテナを載せない運用で、トラックとして利用したり、コンテナを載せて宅配はもちろん、今後の開発が検討されているキッチンカー用のコンテナを搭載すれば、キッチンカーとしても利用可能という多機能な車両だ。



なお、EVなので、コンテナの冷暖房やキッチンカー用の電源もクルマから供給できるのがポイント。もちろん、キャビン内の空調も冷暖房が使用できる。このことから、アメリカでは新型コロナウイルス用のワクチン運搬車としても利用実績があり、ドイツやイタリア、フランスでもさまざまなシーンで、すでに利用されている。



特徴としては、100%EVなのはもちろんのこと、コンテナなどの自由なカスタマイズのほか、移動電源としても活用できるので、エレモを通して災害時などにも電気の供給ができること。このことから、千葉県木更津市とは「災害時における電動車両等の支援に関する協定」を結び、エレモを木更津市へ寄贈した。また、一般社団法人日本防災教育復興中央会と業務提携をし、災害時のエマージェンシーツールとしても導入される。なお、エレモ1台でおおよそ3日分の家庭用の電力を賄えるという。



1台で運送もキッチンカーもOKで移動電源にもなる! 小型EVトラックELEMOを発表



また、エレモは「走るIoT」という面もあり、SIMカードを利用したコネクテッドサービス、運行管理などにも対応できるようなシステムが導入されており、エレモ用のアプリなども将来的には増やしていきたいとしている。



なお、エレモはアメリカのトロポス社が総販売元で、製造は中国で行われる。

外装はFRPだ。なお、国内導入にあたって、サスペンションやブレーキなどは日本製のパーツへ交換されてから納車されるのでメカ的なところに不安がなく、安心して利用できる。整備に関しても各パーツがモジュール化されているので、マニュアルがあれば自動車整備工場などで簡単に整備することができるという。



エレモは以下の2種類が最初に販売される予定だ。



ELEMO 120 218.9~273.9万円(空荷時の航続可能距離:約120km)



EREMO 200 275~330万円 (空荷時の航続可能距離:約200km)



家庭用の200Vコンセントから充電可能で、120で4~5時間、200で8~9時間で満充電になるという。急速充電機能は装備されない。



最後にショウ社長は、「先ずはこのエレモを導入し、今後は軽自動車サイズの車両などを展開していきたいと思っています。多くの人に小型貨物EVのエレモを知って頂き、将来的には1km1万円で走れるようなコストパフォーマンスに優れたEV車を展開していきたいですね」と語ってくれた。

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