この記事をまとめると
■雨の日が増えると気になるのがフロントガラスの油膜■大きく視界を悪化させ、運転に支障が出ることもある
■対策方法について解説する
解氷スプレーも有効!
ひと雨ごとに春が近づいてくるこの季節。温かくなってくるのは大歓迎だが、雨の日が増えると気になるのがフロントガラスの油膜。フロントガラスに油膜が付着すると、雨の日の夜など、対向車のヘッドライトや街灯などが乱反射し、大きく視界を悪化させ、運転に支障が出ることも。
油膜の原因は、大気中の油分「シリコン」がガラスに付着したものといわれ、ボディワックスや撥水剤が斑に残ってシリコン皮膜になってしまうこともある。
こうした厄介な油膜は軽度なものなら、油膜取り用のウォッシャー液やカーシャンプー、食器用洗剤でも落とすことができるが、ギラギラした油膜だと、この程度では簡単には落ちない。
次のステップとしては、エタノール(アルコール)や「強力油膜とり」といったスプレー式のケミカル剤を試してみる。冬に使った解氷スプレーが残っていれば、その主成分はエタノールなので、それをガラスにスプレーし、マイクロファイバークロスで拭けば、そこそこの効果は期待できる。
ただし、これでも歯が立たない頑固な油膜が多いのも事実。こうなったら道はふたつ。
満足度が高いのはプロへの依頼
ひとつは、プロスタッフの「キイロビン」や「ガラコぬりぬりコンパウンド」など、研磨剤タイプのクリーナーでゴシゴシ磨き上げる方法。
もうひとつは、プロに任せること。洗車サービスのキーパープロショップやカー用品店のジェームスなどの「油膜取り」メニューなら、フロントガラス一面=1500円~でやってもらえる。
両方試してみたことがあるが、仕上がりで比較すると、やはりプロに任せた方が満足度は高い。価格面でも、専用のケミカル剤を購入すると1000円前後はするので、自分でゴシゴシする手間を考えるとプロに頼むのがおすすめ(所要時間、15分ぐらい)。

ケミカル剤を購入すれば、1回分ではなく、複数回使えるので経済的かもしれないが、いろいろ試して、なかなか油膜が落ちない、油膜が残る……と悩むぐらいなら、プロを頼ってストレスフリーというのがいいのでは?
いずれにせよ、油膜は放置しておくとどんどん悪化していく一方なので、気がついたら軽症のウチにすぐにケアしておくことが肝心。