名古屋駅前では、リニア開業に向けて様々な工事が行われていますが、モニュメント“飛翔”があった場所は、どう生まれ変わるのでしょうか。

駅の東側にあった高さ23メートルのモニュメント“飛翔”は、2022年に撤去。

そこは今、工事用フェンスに囲まれています。リニア開業に合わせ、広場の一部に生まれ変わる予定です。

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生まれ変わろうとしている名古屋駅前。リニア開業についてはいつになるのか、まだはっきりしませんが…

(仕事で横浜から)
Q.リニアが開業したら、どんな期待がある?
「移動時間が短くなったり、都心から地方に行きやすくなる」
Q.品川から名古屋まで約40分になるが?
「名古屋に仕事で月に1、2回来ているので、すごく楽になる」

名駅の真下で進むリニアの難工事 新幹線ホーム支える杭を取り除く!? ミリ単位のズレも許されない 「名古屋の地層は難しい」
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新幹線ホームの真下で大工事!?

そして、新幹線ホームの真下で行われている難工事に独占密着しました。

2025年7月、終電を見送った後の名古屋駅の新幹線ホーム。

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(大石邦彦アンカーマン)
「電光掲示板、何も表示されていません。ホームには誰もいませんが、ホームの下では110人の方が今、働いています」

このホームの地下では「リニアの駅」を作る、とてつもない大工事が行われていたのです。

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地下30mにリニアのホーム建設

時速500キロで走り、「品川~名古屋」をわずか40分で結ぶリニア中央新幹線。その路線は、今の南北に伸びる名古屋駅を真横に貫く形で作られ、新しい駅は東西に約900メートル・地下約30メートルにホームが建設されます。

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その工事現場へ2025年7月、CBCのカメラが潜入。場所は、新幹線ホームの真下です。テレビカメラが単独で入るのは初めてです。

(JR東海 中央新幹線愛知工事事務所 齋藤力哉担当課長)
「名古屋駅のホームの下。上で新幹線が走っている。

奥に見えるのが、上り線のホーム」

地下空間にずらりと並ぶ柱。それぞれさらに地中へ杭が伸びて、ホームや線路を支えています。

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新幹線ホーム支える杭を取り除く!?

しかし、リニア駅の建設ではこれが邪魔に…

(齋藤担当課長)
「掘って(駅を)つくらないといけない。つくる場所にあるのが支障をきたす。(掘るのに支障をきたす)基礎を撤去する段階に入るので、新しい杭(仮受杭)にうけかえる」

ホームを支える杭を、一旦取り除く大工事。対象となるのはホームに沿って、長さ55メートル・幅40メートルの範囲。39箇所に杭がありますが、そこに油圧ジャッキを取り付け、わずかに持ち上げます。これでホームなど構造物を支え、その間に元々の基礎と地中の杭を撤去。そして、地下35メートルまで大空間を作り、リニア中央新幹線の駅を完成させるのです。

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ミリ単位のズレも許されない難工事

工事の対象範囲だけで、重量は1万トン。名古屋のテレビ塔3つ分の重さです。

(齋藤担当課長)
「これが仮受杭。250トンまで荷重がいれられるジャッキが2つある」
Q.これだけでこのホームを支える?
「これで新幹線の高架橋と仮受の設備を持ち上げる」

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最大の課題は、始発の新幹線から日々普段通り運行しているため、工事が影響してはならないこと。

(齋藤担当課長)
「新幹線の構造物については、ミリ単位の計測をしている」

(大石)
「ミリ単位の誤差が場合によっては、大きな事故に繋がるかもしれない」

(齋藤担当課長)
「列車はあすもたくさんのお客さんに利用してもらわなくてはならない。

線路のゆがみなどに繋がるので、シビアに管理している」

39か所全てでばらつきが出ないように…

ジャッキの持ち上げにばらつきが出ると線路に影響が出るため、39か所の杭全てが、完全に水平を保った状態で上げる必要があります。

(齋藤担当課長)
「仮受杭があって、その上にジャッキがある。真ん中が柱、基礎になる」

制御室のモニターでは、ジャッキと元の基礎にどれだけの重さがかかっているかを計測しています。75とは、ジャッキに75%の重さがかかり、残りが元の基礎にかかっている状態。この数字を39か所で常に同じにしないと、ホームの持ち上げ具合にズレが出て新幹線の運行に影響します。

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遠隔操作でジャッキを上げ…

「80%から100への荷重導入。ただいま完了しました」

これで、元の基礎には重さがかかっていない状態に。

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「名古屋の地層は難しい」

2025年10月には、柱の基礎部分が切断され、撤去作業が行われました。

(齋藤担当課長)
Q.柱の役割は果たしていない?
「浮いている」

さらに今年2月、こちらも独占映像。地下約8メートルに、大きな空間ができていました。

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(齋藤担当課長)
「名古屋の地層は難しくて。水が通りやすかったり、圧力がこもっていたりして、圧を抜かないと吹き出したり、非常に難しい。水位を下げすぎると、新幹線ホームも下がってくるので、ジャッキで押し返してコントロールするのを、いろんな計測値を見てコントロールするのが一番難しい」

静岡工区が最大の課題に…

そして16日、JR東海の丹羽社長は…

(JR東海 丹羽俊介社長)
「静岡県をはじめとする関係者には、精力的に対話をしてもらい、感謝を申し上げたい」

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品川の駅や各区間のトンネル工事が進みますが、最大の課題は、まだ工事を始められていない静岡工区。水補償や環境保護などでようやく折り合いがつき、今は静岡県からのゴーサインを待っている状況です。



(丹羽社長)
「引き続き双方向のコミュニケーションを大切にしながら、静岡県・静岡市・大井川流域の市や町とも意見交換を重ねて、地域の皆さんの理解・協力を得られるように、真摯に取り組んでいきたい」

1日約380本、約14万人が利用する新幹線のホーム下で、人知れず続く大工事。しかし、「品川~名古屋」の総延長約286キロのリニア中央新幹線では、ほんの一部。開通まで、日本の技術を結集したプロジェクトが続きます。

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