三井物産<8031>、日米合弁給食大手のエームサービスを子会社化

三井物産は、給食大手のエームサービス(東京都港区。売上高1732億円)の株式50%を合弁相手の米国アラマーク(ペンシルベニア州)から取得し、完全子会社化することを決めた。

グループの総合力を発揮し、食を通じたウェルネス(健康)分野の事業拡大につなげる。エームサービスは1976年に三井物産とアラマークが合弁で設立し、両社が折半出資する。取得価額は5億3500万ドル(約700億円)。2023年第1四半期(4~6月)冒頭の取得完了を見込む。

エームサービスはオフィス・工場をはじめ、社員寮、病院、社会福祉施設、学校、スポーツ・トレーニング施設などの食堂の運営を手がけ、現在、全国約3900カ所で1日約130万食を提供している。同社設立以来のパートナーであるアラマークは世界19カ国で給食事業を展開するグローバル企業。

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