
【ボート王国 九州・山口!】
一日早い勝負駆けとなった山田康二(37)=佐賀・102期=は1枠1走の3日目を逃げて初白星。予選突破へ残った細い糸を自らたぐり寄せた。
その一戦も一筋縄ではいかなかった。4枠にはエース機の原田幸哉、6枠には師匠でもある峰竜太と骨太のメンバーがズラリ。それでもコンマ08のトップSを絞り出し先頭でゴールを駆け抜けると、「いやぁ、奇跡ですよ。ここ何年かで一番緊張したイン戦でしたね」と薄氷を踏む思いで手にした勝利に表情も緩んだ。
今節は序盤から機力不足に苦しむが、「やっぱり足は厳しい」といまだに改善の糸口はつかめていない。それでも「何とか4日目につながったので部品交換も考えます」。あらゆる手を尽くして、最後まで希望の火をともし続ける。
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3日目は強敵相手に逃げて今節初白星をつかんだ山田康二