
【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
岸田剛(26)=福井・121期・S2=は、師匠の脇本雄太の高松宮記念杯完全Vに「GⅠで完全優勝ですからね。すごいことですよね」と舌を巻いた。
脇本とは「練習は一緒にしています」と毎日、最強レーサーを相手に鍛錬している。その状況に、「最高の環境でやらせてもらっていると思います」と感謝を忘れない。
「脇本さんの自宅にジムがあって、機材が整っている。そこを使わせてもらって、体がちょっとずつ大きくなってきました。自転車も進むようになっています」と自信も芽生えてきた。昨年は3月に特別昇級。そこから約10カ月で10勝にとどまったが、今年はすでに13勝。昨年4回だったS級決勝も、今年は5回と昨年を超えている。
「乗り方で意識しているのも脇本さん。フレームも脇本さんから譲り受けたもの。体格が似ているので」。脇本180センチに対して、岸田は181センチ。
▼2R(岸田剛) 師匠譲りの先行押し切り。9―1=23457。
▼8R(五十嵐綾) S級点へは1.5点ほど上げないといけないが、「まだ全然諦めていません。何でもやります」と意気込んでの久留米入り。178BOX、8―39―17。
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脇本雄太と練習を積んでいる岸田剛