
眞杉は3日制だった前年に続く連覇で、ビッグレースは昨年9月の宇都宮GⅡ共同通信社杯以来5回目のV。
2着は眞杉に微差まで迫った関東3番手の吉田拓矢、3着は郡司浩平マークから終3角で内に進み内外線間を伸びた松谷秀幸。2車単は440円の1番人気、3連単は3310円の7番人気と本命サイドでの決着だった。
4日間の総売上額は85億5462万5400円と、目標の75億円を大きく上回った。
◆玉野12R S級決勝
着
車
選手名
年
府県
期別
着差
決手
HB
備考
1
1
眞杉 匠
26
栃 木
113
差し
2
5
吉田 拓矢
30
茨 城
107
微差
マーク
3
8
松谷 秀幸
42
神奈川
96
1 輪
4
7
坂井 洋
30
栃 木
115
微差
5
3
郡司 浩平
34
神奈川
99
1身1/2
6
4
太田 海也
25
岡 山
121
1 輪
B
7
6
和田 圭
39
宮 城
92
2 身
8
2
清水 裕友
30
山 口
105
3 身
9
9
佐々木 悠葵
29
群 馬
115
大差
H
3連単 3,310円(7番人気)
■ヒーロー
関東の結束が、眞杉匠に連覇をもたらした。2車単の1番人気での決着。それも後位の吉田拓矢がほぼ横一線の微差。4番手の坂井洋も4着。全員が優勝を狙えるだけの力を持つ選手にスクラムを組まれては、別線に出る幕はなかった。
レースは眞杉がSで出て前受け。この時点で関東が大きく有利になった。赤板での郡司浩平の上昇を先頭の佐々木悠葵が突っ張り主導権。
あとは眞杉が追い込むだけ。その後位からさらに吉田が追い込み、ゴール線上でほぼ並んだ。眞杉は「抜かれたと思った」。吉田は「抜いたと思った」という大接戦だった。
眞杉は2023年にGⅠを2V。一気に関東の若きエースの座に就いた。その頃は総大将の平原康多が精神的な支柱として関東に君臨していた。だが今年5月に平原が引退。もう平原には頼れない。
眞杉の優勝は昨年9月、地元宇都宮でのGⅡ共同通信社杯以来。
ダービーVの吉田に続いて自らもグランプリ出場を決定的にし、関東から第3、第4のS級S班を生み出すことが目標。神山雄一郎、平原に続く関東のリーダーとして頼もしさを感じさせるVだった。(野口雅洋)
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GⅡ第21回サマーナイトフェスティバルを制覇しトロフィーを手にする眞杉匠