
【記者コラム・森大輔の勝ち組の法則】
現在の低出力型エンジンになって、重要度を増しているのがボートの良しあし。馬力が落ちたエンジンに対して、機力に占めるボートの割合が上がっているからです。
「泥舟」(どろぶね)と呼ばれる悪いボートがセットされると、エンジンが良機でも全てのパワーを引き出せなくなることもしばしばです。特に福岡は選手間でもボートの影響が他場よりも大きく出ると証言する選手が多いので、無視できません。

そこで、現在のボート2連対率ベスト15を表にしてみました。今節は良機シリーズですが、ボートに関してはこの上位15艇中たったの5艇しか出場していません。つまり、今節は〝低調艇シリーズ〟であり、良艇にはかなりの希少価値があります。
この表に名前が挙がるメンバーで感触が悪いという選手は見当たりません。むしろ、前検より上向いている選手ばかり。良艇効果は水を吸って重くなるシリーズの後半になればなるほど効果が上がるので、この表内のメンバーは覚えておいて損はないでしょう。
中でもAランク以上のエンジンとのセットである〝良機良艇〟の土井歩夢は大幅なパワーアップも見込めるので、初日の成績がイマイチだからといって軽視は絶対に禁物です。