【青森競輪・GⅢ開設記念】郡司浩平が27度目GⅢ制覇 福井GⅡの悪夢を自力捲りで振り払った
 青森競輪のGⅢ開設75周年記念「みちのく記念善知鳥杯争奪戦」は23日、最終日の12Rで決勝戦が行われ、自力で臨んだ郡司浩平(35)=神奈川・99期・SS=が2角捲りで優勝。6月の取手記念以来、今年6回目、通算27度目のGⅢ制覇を果たした。
直線鋭く伸びた地元の新山響平が2着。郡司マークの南修二が3着で続いた。

■ヒーロー



 南関のエースが縄文バンクで強烈な捲りをお見舞いした。「南さんも付いてくださっていましたし、新山君のラインに取られないようにと思っていた」。前中団からレースを進めると、前受けの菊池岳仁が河端朋之を突っ張り、すんなり好位を確保。自身にとって、これ以上ない展開になった。

 「ホームくらいでもう一度、来るかなと思ったけれど、間合いを取りながら準備ができたし、2コーナーで行くことができました」。逃げる菊池をバックでとらえると、新山の強襲を振り切りゴールラインを駆け抜けた。

 「決勝は踏む距離が短かったけれど2日目、3日目はワンテンポ、ツーテンポ早く仕掛けられたのが良かった」。前回の福井GⅡ共同通信社杯では、初日にまさかの8着で終戦。悪い流れで臨んだ開催だったが、積極的な自力を心がけて立て直した。

 10月の松阪記念の前には南関東地区プロも控えている。
「日々の練習を怠らず、モチベーションを保って次のレースに臨みたい」。獲得賞金ランキングでも上位に付けるSSが、これからも手を緩めることなく力を発揮していく。


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金ボードを掲げ優勝を喜ぶ郡司浩平



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