
■ヒーロー
南関のエースが縄文バンクで強烈な捲りをお見舞いした。「南さんも付いてくださっていましたし、新山君のラインに取られないようにと思っていた」。前中団からレースを進めると、前受けの菊池岳仁が河端朋之を突っ張り、すんなり好位を確保。自身にとって、これ以上ない展開になった。
「ホームくらいでもう一度、来るかなと思ったけれど、間合いを取りながら準備ができたし、2コーナーで行くことができました」。逃げる菊池をバックでとらえると、新山の強襲を振り切りゴールラインを駆け抜けた。
「決勝は踏む距離が短かったけれど2日目、3日目はワンテンポ、ツーテンポ早く仕掛けられたのが良かった」。前回の福井GⅡ共同通信社杯では、初日にまさかの8着で終戦。悪い流れで臨んだ開催だったが、積極的な自力を心がけて立て直した。
10月の松阪記念の前には南関東地区プロも控えている。
金ボードを掲げ優勝を喜ぶ郡司浩平