
勝負どころにきっちりリズムを上げてきた渡邉和将
きっちり間に合わせた。得点率14位で予選ラストを迎えた渡邉和将(35)=岡山・103期・A1=は、2走8点の勝負駆けに対して1、3着で17ポイントを獲得して一発回答。
機力も成績通りに上昇カーブを描いている。「チルトを下げて調整したら、行き足はだいぶマシになった。Sがしやすくなったし、中堅は十分にあって戦える」。トップ級のパワーとまではいかないが、持ち前の旋回力は十分に発揮レベルで成績だけではなく機力も間に合わせてきた。
前期(昨年11月~今年4月)は昨年12月の当地周年での優出を皮切りに、2月の中国地区選では自身2回目のGⅠVをマークして7点勝率と飛ぶ鳥を落とす勢いだったが、今期(5月~)は現在勝率6.23とまさかのA1勝負駆け。7月には地元児島でGⅡMB大賞を制していながら、近況は急失速してしまっている。「とにかくエンジンの引きも悪いし、ペラ調整もなかなか合わなくて。でも、何とかしたいですね」
もちろん、このままで終わるつもりはない。得意の福岡にやってきたことで、悪い流れを断つつもりだ。「昔から福岡は成績が良くて、うねりに対しての苦手意識も全くない。ここから準優、優勝戦といい成績を取ってリズムを上げたい。