
【記者コラム・深堀慎一郎の興味慎々】
事故を回避した選手が、すぐにちゃんと報われているのが何よりだなと思いながら戦況を見守っている。
初日は豊田健士郎(29)=三重・115期・A1=が、1Mで大きく横流れしてきた艇をよけて6着。
2日目は登玉隼百(とだま・はやと、26歳)=兵庫・127期・A2=が、1Mの失速艇に気付いて大きく減速して6着。すると3日目のこの日は2、1着の大挽回。後半の1着はGⅠ初白星で、水神祭の祝福に大喜びした。
そして3日目、前半に失速艇をよけた澤田尚也(26)=滋賀・121期・A1=が後半12R、2コース差しで今節2勝目。インに構えた強敵・井上忠政を下した。
人命・安全第一の精神は何よりも大事。それを怠らない選手を、勝負の神様はよく見てくれている。
▼6R 澤田の3日目前半はそれ以外にも不利があったので、ここでさらに報われるか。124-6=124。
▼11R 中山翔太は今節最年少の21歳と思えぬ落ち着きで着々とポイントを加算。この勢いで準優1枠まで手にするか。
■ボートレース宮島 開催一覧(出走表・予想)
■ボートレース宮島 ニュース一覧

3日目にともにGⅠ初1着を挙げ、水神祭を終えてポーズを取る高井雄基(左)と登玉隼百(右)