
【記者コラム・河野強の「強行採穴」】
展示タイムはエンジンの気配を知る上で大事な指標だ。初日は6秒7や6秒8あたりのタイムがほとんどだったが、3人の選手が6秒6台の好タイムを叩き出した。
藤丸光一(58)=福岡・60期・B1、尾嶋一広(38)=兵庫・101期・A1、南彩寧(23)=兵庫・123期・B2=が、トップタイの6秒68をマーク。
前検一番時計の南と、エース格の素性A+機とタッグを組む尾嶋は前検から好気配で想定内だったが、素性Cランクの10号機を手にする藤丸の好タイムは予想外だった。
「伸びだけが普通で、あとは乗り心地も含めて全部駄目」とコメントこそさえなかったが、モータースポーツの数字データはうそをつかない。数字通りの手応えに変わることを信じて、藤丸の今節の動きに注目していきたい。
▼2R 前付けの動きを見せる藤丸がさばきを発揮して抜け出す。6=4-全。
▼9R 藤丸が差してBSで好勝負に持ち込む。2-1-56。
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好気配の2人に並ぶ展示好タイムをマークした藤丸光一