【奈良競輪・GⅢ向日町開設記念】犬伏湧也がカマして圧倒 SS昇班後の初V
 奈良競輪での代替開催だった向日町競輪のGⅢ開設75周年記念「平安賞in奈良」は28日、12Rで決勝戦が行われ、犬伏湧也(30)=徳島・119期・SS=が打鐘前からカマし、そのまま押し切って優勝。昨年10月の京王閣以来、自身通算4回目の記念制覇を飾った。
今年4月にS級S班へ昇班してから初の優勝となった。2着は犬伏をマークした佐々木豪、3着に山田久徳が入った。

■ヒーロー

 今開催唯一のS級S班だった犬伏が別線を圧倒して優勝。4月にS班へ昇班してから初めての優勝に「S班になって勝たないといけないレースが多々あったが、結果が付いてきてなかった。遅いですけど優勝できてよかった」と笑顔を見せた。

 レースは後ろ攻めで、赤板で先に動いた三谷率いる近畿勢を追い、打鐘前にカマして主導権を奪取。そのまま別線の反撃を封じ、番手の佐々木とのマッチレースを制した。「抜かれなかったのはちょっと成長した部分ですかね」と振り返った。

 来年もS班の座を維持するには残り二つのGⅠで結果が求められる状況。「そこで結果を出したいし、S班を続けるにはそこだと思う。今日のことは今日で締めて、明日から頑張りたい」と闘志を燃やす。

 この優勝で勢いは付いた。
あとは今年終盤のビッグレースで大暴れするのみだ。




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S班となってから初めての記念優勝を手にした犬伏湧也


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