【熊本競輪・FⅠ松本秀人杯】苦労人の江連和洋が通算300勝「応援してくれた両親のおかげ」


【記者コラム・森川和也の「追走一杯」】

 2日目1Rは、終BSで3番手に切り替えた江連和洋(53)=栃木・76期・A1=が直線一気で1着。通算300勝を決めた。


 デビュー31年目に突入した大ベテラン。競輪学校(現・選手養成所)に10度目の挑戦で合格した苦労人は、49歳だった2021年5月、京王閣ダービーでGⅠ初出場(17年に親王牌の補充を除く)を果たした努力の塊だ。

 レース後に報道陣から囲まれると、これまでの選手生活を振り返りながら「弱くてクビになるかと思ったけど、30年以上もプロでやれたのは応援してくれた両親のおかげ」としんみり。

 ただ、今後の目標を聞かれると目つきを一変させ、「本当は勝ち上がり戦で300勝を決めたかった。予選のああいう(7番手の)展開でも準決には上がれないとね」と、前日の7着大敗を悔やんだ。

 今年1年はA級だが、来期は1年ぶりのS級復帰が有力。まだ当分は頑張る姿をファンに届けてくれそうだ。▼最終日3Rは、予選で6、7着の〝逆ワンツー〟だった佐々木祐太と再タッグ。今度こそ好連係で301勝目をゲットするぞ。1-5-367。

 ▼9R(松本秀之介)目標の河崎正晴は補充でやってきた2日目に、山本浩成の番手回りから1着。うれしいS級初勝利を手にした。
その河崎が、今度は同学年の松本の前で献身的な走りをする可能性も十分にありそうで、1-7-24。

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【熊本競輪・FⅠ松本秀人杯】苦労人の江連和洋が通算300勝「応援してくれた両親のおかげ」

2日目1R、3番手強襲で通算300勝を決めた江連和洋
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