「新潮文庫」のニュース (61件)
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「飼い主を食べて生き残ったペット」はどのような目にあうのか…特殊清掃業者がやっているもう一つの処理
飼い主が孤独死した場合、飼っていたペットはどうなるのだろうか。ノンフィクション作家の石井光太さんは「ペットが主人の遺体を食している場合、その処理が特殊清掃業者に委ねられることがある」という――。(第1...
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NEW
覚醒剤の元売人や知的障害者が売る「西成のクラフトビール」が、世界的ビールコンテストで銀賞を取った理由
ドヤ街から抜け出すにはどうすればいいのか。ノンフィクション作家の石井光太さんの書籍『無縁老人高齢者福祉の最前線』(潮出版社)より、大阪・西成の福祉事業のケースを紹介する――。(第2回/全2回)■釜ヶ崎...
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熊騒動に思う
この秋は全国的に熊の出没が報道されている。安全のための駆除活動に対し、「熊が可哀そう」と非難する声もあるそうで呆れた。まず、そうした声を上げる人の想像力の欠如に驚かされる。加えて、対岸の火事を決め込ん...
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【今日の一冊】銀河鉄道の夜
1896年に岩手県花巻に生まれ、37歳の若さでこの世を去った宮沢賢治。死の直前まで推敲が続けられ、未完でありながら賢治の集大成にして最高傑作と言われるのが本作『銀河鉄道の夜』である。執筆開始は1924...
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倒産増えるのか?...ダイヤモンド「倒産危険度ランキング」、東洋経済「武器としての名著」、エコノミスト「論争で学ぶ 景気・物価・ドル円」を特集
「週刊東洋経済」「週刊ダイヤモンド」「週刊エコノミスト」、毎週月曜日発売のビジネス誌3誌の特集には、ビジネスパースンがフォローしたい記事が詰まっている。そのエッセンスをまとめた「ビジネス誌読み比べ」を...
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映画『土を喰らう十二ヵ月』中江裕司監督インタビュー
水上勉のエッセイ「土を喰う日々-わが精進十二ヵ月-」を原案としたフィクション『土を喰らう十二ヵ月』が11月11日公開となる。高校時代から水上勉の作品を読んできた中江裕司監督に映像化のきっかけや主演の沢...
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歴史学者が語る“眞子さん騒動”と皇族の国際結婚…ドイツ人女性と婚約した北白川宮能久
北白川宮能久親王(きたしらかわのみや・よしひさしんのう)の生涯は異色だった。能久は、明治天皇6女の昌子内親王(常宮/つねのみや)と結婚した竹田宮恒久王(たけだのみや・つねひさおう)と、7女の房子内親王...
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50代シングル、仕事以外のコミュニティ無所属は人生最大のリスク…4つの打開策
50代シングルの「明るい将来」を実現するためのポイントは、次の5つだ。(1)住まいを確保する(2)長く働く(3)投資をする(4)コミュニティ(地元仲間)をつくる(5)専門家の助けを借りる(1)の住まい...
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京王線刺傷、無差別殺人の模倣の連鎖…死刑のための殺人が続出、犯罪抑止効果に疑問も
10月31日夜、東京都内を走る京王線の電車内で乗客が切りつけられるなどして、17人が重軽傷を負い、そのうちの1人、70代男性は意識不明の重体に陥っている。この事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された24...
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「身分差別」の日本的雇用の破壊後に 「金銭解雇の法制化」は可能か? 橘玲の日々刻々]
日本社会ではこれまで、保守もリベラルも含めほとんどのひとが、「年功序列・終身雇用の日本的雇用が日本人を幸福にしてきた」として、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)を「アメリカだけが一方的に得をする制...
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シリコンバレーの最先端の働き方 Netflixの「ドリームチーム」を作る人事戦略とは? [橘玲の世界投資見聞録]
マリオン・マクガバンは『ギグ・エコノミー襲来新しい市場・人材・ビジネスモデル』(CCCメディアハウス)で、アメリカでフリーエージェント化の大きな潮流が起きていることを報告した。テクノロジーの急速な進歩...
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黒海周辺を舞台にした 古代ギリシアからビザンツ帝国にいたる興亡の歴史 [橘玲の世界投資見聞録]
ロシア・ワールドカップで発行されたFANIDを利用して、ロシアが実効支配するウクライナ領のクリミア半島セバストポリを訪れた話は以前書いた。セバストポリ近郊には、古代ギリシアにまで遡るケルソネソスの遺跡...
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「教育」の本質は「格差拡大装置」。 「教育は無条件に素晴らしい」という強迫観念をそろそろ見直すべき 【橘玲の日々刻々】
「学歴社会」である現代日本の最大のタブーは、「教育が格差を拡大させている」という不都合な真実だ。以下は福沢諭吉『学問のすすめ』の名高い一節だ。「人は生まれながらにして貴賤貧富の別なし。ただ学問を勤めて...
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日本の若者が極右化しているのではなく 革新=リベラルが絶望的に退潮している [橘玲の日々刻々]
2012年12月、早稲田大学社会科学総合学術院准教授の遠藤晶久氏は、早稲田大学の学生を50人ほど集め、PC画面上で世論調査に回答してもらい、アイトラッカー(視線測定調査)を使って画面のどのあたりを見て...
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“ジモティー”や“ヤンキー”など地方在住の若者たちの 幸福度が極端に低い理由とは? [橘玲の日々刻々]
『幸福の資本論』(ダイヤモンド社)では、金融資本(貯金)や人的資本(仕事)が大きくなくても、「友だち」の強いネットワークに支えられた生き方を「プア充」と定義した。“ジモティー”とか“ヤンキー”などと呼...
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増える若者の自殺~ベストセラーから考える死と生の捉え方~
生き物は生まれた限り、いつかは死んでしまう。人間も当然ながら同じで、私たちには必ず逃れようのない死が訪れます。しかし、「死」をどう捉え、それにつながる「生」をどう生きるかは、考え方によって変わっていく...
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2015年までに世界の「絶対的貧困」を半減させるという 野心的なプロジェクトはその後どうなったのか? [橘玲の世界投資見聞録]
人類社会が新たな千年紀(ミレニアム)を迎えた2000年9月、ニューヨークの国連ミレニアム・サミットで、2015年までに世界の「絶対的貧困」を半減させるという野心的な「ミレニアム開発目標(Millenn...
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ヤフコメの調査から見えてきた 「嫌韓嫌中」など過度な投稿者たちの正体 [橘玲の日々刻々]
エスノグラフィーは「参与観察」とも訳される文化人類学の手法で、「フィールドワーク」の方が馴染みのあるひとも多いだろう。典型的な研究は、アフリカや中南米、南太平洋などの伝統的社会に長期間滞在して、学問的...
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アメリカの「影の大統領」、ピーター・ティールの思想とは? [橘玲の世界投資見聞録]
ピーター・ティールはいまやシリコンバレーだけでなく、アメリカでもっとも注目される「思想的リーダー」の一人だ。ドイツ人ジャーナリスト、トーマス・ラッポルトによる『ピーター・ティール世界を手にした「反逆の...
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ニューヨークで生まれた「武器としての文化」が やがて権力に取り込まれディストピアになるまで [橘玲の世界投資見聞録]
今回は、ネイトー・トンプソンの『文化戦争やわらかいプロパガンダがあなたを支配する』を紹介したい。本書の原題は“CultureasWeaponTheArtofInfluenceinEverydayLif...
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「日本社会は大卒か非大卒かによって分断されている」 という"言ってはいけない事実" 【橘玲の日々刻々】
SSM(社会階層と社会移動全国調査SocialStratificationandSocialMobility)とSSP(階層と社会意識全国調査StratificationandSocialPsycho...
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すべての市民がお互いを監視し評価する社会に突き進んでいる! 「信頼」獲得ゲームの行方とは? [橘玲の日々刻々]
ITジャーナリスト、レイチェル・ボッツマンは『シェア〈共有〉からビジネスを生みだす新戦略』(NHK出版)で、UberやAirbnbなどのシェアリング・エコノミーの到来を予言し、「コラボ消費(Colla...
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アメリカのもっとも著名なリベラル知識人が唱える 「テクノロジーのスーパーノバ」時代に対する答えがバカげている [橘玲の世界投資見聞録]
アメリカのリベラル派の代表的な論客であるフリードマンは、トランプ大統領を生み出した背景に雇用環境の急速な変化があるとして、いつものような精力的な取材によってその現状と処方箋を探っていく。その結果、どの...
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もはや手遅れだが、日本が若年失業率対策をしてこなかったことが 40代、50代のひきこもりの大量発生や「8050問題」を引き起こしている 【橘玲の日々刻々】
先進国のなかでもヨーロッパの一部の国は若年失業率がきわめて高い。15~24歳の失業率ではスペイン53.2%、イタリア35.2%、フランス23.8%など驚くような数字が並んでいる(2012年)。若者の4...
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安倍昭恵夫人の絶えない問題行動は、安倍首相の“過度のマザコン”が原因の可能性
安倍晋三首相の妻、昭恵夫人が経営する居酒屋「UZU」が6月1日、営業を再開した。昭恵夫人はこの日を待ち望んでいたようで、それは「家にいると息が詰まる」からだと「女性セブン」(2020年6月18日号/小...
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サッカーW杯観戦で観た予想外のロシア [橘玲の世界投資見聞録]
6月末から2週間ほど、ワールドカップに合わせてロシアに行ってきた。そこで感じたことをおいおい書いていきたいが、興奮が冷めないうちにまずは写真でワールドカップの様子を紹介したい。その前に、大会に合わせ期...
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日本の労働生産性が50年近くも 主要先進7カ国のなかで最下位である理由とは? [橘玲の日々刻々]
日本経済の大きな謎は、ひとびとが過労死するほど必死に働いているにもかかわらず、労働生産性が際立って低いことだ。公益財団法人日本生産性本部の報告書『労働生産性の国際比較2017年版』では、「2016年の...
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"影響力"に重要なことは、技術よりも下準備だった [橘玲の日々刻々]
ヒトは徹底的に社会的な動物なので、あらゆる場面で他者(共同体)から影響を受けている。社会学者ロバート・チャルディーニはそれを証明するために、さまざまなセミナーに参加したり、セールスの現場に潜入したりし...
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ルワンダは治安よく気温も快適で都市化された "アフリカのシンガポール"だったが観光スポットは少ない 【橘玲の世界投資見聞録】
令和への改元にともなう「10連休」を利用してエチオピアとルワンダを訪れた。エチオピアについては前回書いたので、今回はルワンダの旅を紹介したい。[参考記事]●エチオピアを観光するなら「公認ガイド制度」を...
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兵庫県警、警官を“交番での性行為”に走らせた「警察組織特有の抑圧と特権意識」
兵庫県警尼崎東署の男女2人の警察官が昨年12月から今年2月にかけて、夜間勤務中に交番で性行為をしていたとして、処分された。2人は30代の妻子ある男性巡査部長と20代の独身の女性巡査で、夜間勤務中、交番...