「新潮文庫」のニュース (65件)
-
サッカーW杯観戦で観た予想外のロシア [橘玲の世界投資見聞録]
6月末から2週間ほど、ワールドカップに合わせてロシアに行ってきた。そこで感じたことをおいおい書いていきたいが、興奮が冷めないうちにまずは写真でワールドカップの様子を紹介したい。その前に、大会に合わせ期...
-
日本の労働生産性が50年近くも 主要先進7カ国のなかで最下位である理由とは? [橘玲の日々刻々]
日本経済の大きな謎は、ひとびとが過労死するほど必死に働いているにもかかわらず、労働生産性が際立って低いことだ。公益財団法人日本生産性本部の報告書『労働生産性の国際比較2017年版』では、「2016年の...
-
"影響力"に重要なことは、技術よりも下準備だった [橘玲の日々刻々]
ヒトは徹底的に社会的な動物なので、あらゆる場面で他者(共同体)から影響を受けている。社会学者ロバート・チャルディーニはそれを証明するために、さまざまなセミナーに参加したり、セールスの現場に潜入したりし...
-
ルワンダは治安よく気温も快適で都市化された "アフリカのシンガポール"だったが観光スポットは少ない 【橘玲の世界投資見聞録】
令和への改元にともなう「10連休」を利用してエチオピアとルワンダを訪れた。エチオピアについては前回書いたので、今回はルワンダの旅を紹介したい。[参考記事]●エチオピアを観光するなら「公認ガイド制度」を...
-
兵庫県警、警官を“交番での性行為”に走らせた「警察組織特有の抑圧と特権意識」
兵庫県警尼崎東署の男女2人の警察官が昨年12月から今年2月にかけて、夜間勤務中に交番で性行為をしていたとして、処分された。2人は30代の妻子ある男性巡査部長と20代の独身の女性巡査で、夜間勤務中、交番...
-
エチオピアを観光するなら「公認ガイド制度」を活用して ぜんぶ任せておくと快適な旅行ができる! 【橘玲の世界投資見聞録】
改元にともなう「10連休」を利用してエチオピアとルワンダを訪れた。いずれもとても興味深い体験になったが、とりあえずは旅の経緯をざっと紹介しておこう。これから旅行しようと考えているひとにも役に立つはずだ...
-
山岳国家「ネパール」への観光。「生き神」「ポカラ」「エベレスト」など 知っておくと得する旅のアドバイス [橘玲の世界投資見聞録]
3月後半からのネパール旅行で出会った若者たちのことを書いたが、今回は備忘録代わりに旅のTIPS(ヒント)を紹介しよう。[参考記事]●最近日本でよく見かけるネパール人労働者たちはGDP世界172位の貧困...
-
自販機で小銭を集める老女に 1万円を渡すことは効果的な慈善と言えるのか? [橘玲の日々刻々]
昨年の暮れ、いろいろ用事が立て込んで深夜3時過ぎに仕事場を出て、徒歩で15分ほどの自宅に向かって歩いているときのことだ。私の前を、分厚いオーバーの下に重ね着した小柄な老女がビニールバッグを抱えて歩いて...
-
「黒人は白人より学力が低い」と意識すると実際に成績が下がる 「ステレオタイプ脅威」を解消するには 相手の「ナラティブ(物語)」を変えることが重要 【橘玲の日々刻々】
「ステレオタイプ脅威Stereotypethreat」は近年の社会科学でもっとも注目されている概念のひとつで、「女は数学が苦手だ」「黒人は白人より学力が低い」などの社会的なステレオタイプ(偏見)を意識...
-
今、ホモ・サピエンスのアフリカ起源説など 人類史の常識が次々と覆されている [橘玲の世界投資見聞録]
30億ドル(約3300億円)の予算をかけたヒトゲノム計画が完了してわずか十数年で、全ゲノム解析のテクノロジーは驚くべき進歩をとげ、いまでは誰でもわずか数万円で自分のDNAを調べられるようになった。こう...
-
堀江貴文氏は知事選出馬すべきだ…提言37項目、大麻解禁以外は新秩序を先取る画期的内容
実業家の堀江貴文氏が東京都知事選の立候補に意欲を示していると報じられた。堀江氏の出馬の可能性について周辺は「99%」と話しており、「正式な出馬表明は告示直前」の見通しだという。朗報である。ぜひ出馬すべ...
-
ロシアへの併合で活気づく「係争地」クリミアは クレジットカードもATMも使えなかった [橘玲の世界投資見聞録]
セバストポリやヤルタのある黒海のクミリア半島にはいちど行ってみたいと思っていたのだが、2014年のロシアへの編入をウクライナが認めず、係争地になったことで諦めていた。ところがロシアワールドカップに合わ...
-
映画『ゴッドファーザーPART3』に描かれたバチカン・スキャンダル [橘玲の世界投資見聞録]
ここまで何回かバチカン銀行と“神の銀行家”ロベルト・カルヴィの死をめぐる複雑怪奇な金融スキャンダルについて述べてきたが、最後に、この事件を題材にした映画や小説などを紹介してみたい。[参考記事]●バチカ...
-
本木雅弘出演で、小澤征爾著『ボクの音楽武者修行』オーディオドラマ化~ニッポン放送開局65周年を記念
文字を読んで膨らむイマジネーションもいいが、耳から聞く言葉で広がっていくイマジネーションはまた違った趣がある。株式会社オトバンクは、ニッポン放送の開局65周年を記念した特別番組のオーディオドラマ『小澤...
-
齋藤道三は「商才」もスゴかった! 現代に通じる「商売」「折衝」「管理」「育成」の極意(大関暁夫)
今年(2020年)のNHKの大河ドラマは、織田信長直下の謀反の家臣として有名な明智光秀を取り上げた「麒麟がくる」です。古くは「太閤記」「天と地と」「国盗り物語」、史上最高視聴率を記録した「独眼竜政宗」...
-
「26歳の女性」が日本で一番孤独!? その意外な理由は......
日本人の中でもっとも孤独を感じているのは、どの年代の人だろう――。「それはもちろん、一人暮らしのお年寄りでしょう」と思う人が少なくないだろう。ところが高齢者ではなく、「26歳の女性」という調査が発表さ...
-
宮沢賢治も訪れた旧日本領・サハリンに 統治時代の面影はかろうじて残っているのみ [橘玲の世界投資見聞録]
プーチン大統領の鶴の一声で、ロシア・ワールドカップで発行されたFANIDの効力が年内いっぱいまで延長にされたため、それを利用して9月にサハリン(樺太)のユジノサハリンスク(豊原)に行ってきた。忘れない...
-
【新世代CEOの本棚】ホリエモン、佐藤航陽、佐渡島庸平らのおすすめビジネス書は?
//");}else{window.NINJA_CO_JP_ONETAG_BUTTON_37debcf4d9a6a6993d271a55cff0c54b.ONETAGButton_Load();}})...
-
ヨーロッパだけでなくアメリカにも賛同者がいる ホロコースト否定論の根拠とは? [橘玲の世界投資見聞録]
アメリカのホロコースト研究者デボラ・E・リップシュタットは、ホロコースト否定論者の系譜を研究した『ホロコーストの真実』(恒友出版)でイギリスの歴史家、デイヴィッド・アーヴィングの名誉を棄損したとして訴...
-
映画『否定と肯定』でわかった ホロコースト否定論者と戦うことの難しさ [橘玲の世界投資見聞録]
2017年に日本で公開されたイギリス・アメリカ合作映画『否定と肯定』は、イギリスの歴史学者デイヴィッド・アーヴィングから訴えられたアメリカのホロコースト研究者デボラ・E・リップシュタットと弁護士たちの...
-
アウシュヴィッツを強調することは ホロコーストを矮小化すること [橘玲の世界投資見聞録]
ポーランド、クラクフ郊外のアウシュヴィッツ、ベルリン郊外のザクセンハウゼン、ミュンヘン郊外のダッハウ、プラハ郊外のテレジーンの強制収容所を訪れて、ホロコーストについてはなんとなくわかったつもりになって...
-
コサックのアイデンティティは「ロシア正教」と「愛国」 ウクライナでの武力行使に深く関わる特異な集団 [橘玲の世界投資見聞録]
サッカー・ワールドカップに合わせてロシアを旅し、日本×ベルギー戦が行なわれたロストフ・ナ・ドヌを訪れた話は以前書いた。「ドヌ」は「ドン(川)の」という意味で、「ドン川沿いのロストフ」になる。ロシアには...
-
コロナ:安倍首相、マスク2枚配布の思考回路…国民が望むものを察知する能力が欠如
安倍首相が4月1日、新型コロナウイルス特措法に基づく政府対策本部会議で、全世帯に2枚の布マスクを郵送で配布する方針を表明した。このニュースを見て、私は思わず吹き出し、いったい何を考えているのかと首をか...
-
「しーじゃとうっとぅ」は沖縄のヤンキーの絶対の掟であり、桎梏 【橘玲の日々刻々】
さまざまな社会調査で、日本の社会は大卒と非大卒(中卒・高校中退・高卒)の学歴によって分断されていることがわかってきた。だが私たちは(すくなくとも私は)、非大卒の世界をほとんど知ることなく、興味も持たず...
-
デンマークという高度化した福祉国家の徹底した「権力のコスパ」政策 [橘玲の世界投資見聞録]
「自分の人生を自由に選択できない社会では、自己責任を問うことはできない」おそらくすべてのひとがこの原則に同意するだろう。「奴隷が幸福になれないのは自己責任だ」などというひとは、すくなくともいまのリベラ...
-
社会学の手法で解明した 超富裕層向けビジネスの内側 [橘玲の世界投資見聞録]
今回は、ブルック・ハリントン『ウェルス・マネージャー富裕層の金庫番世界トップ1%の資産防衛』(みすず書房)を紹介したい。原題は“CapitalwithoutBorders(国境なき資本)”で、よくある...
-
中国では、外界と隔離された超監視社会という 「異形の未来社会」が気づかぬうちに進行している [橘玲の日々刻々]
2015年3月に刊行した『橘玲の中国私論』が『言ってはいけない中国の真実』と改題して文庫化され、それに合わせて電子版も改定した。文庫化にあたって本文はほとんど修正する必要はなかったが、その代わり発売以...
-
トロール(荒らし)や実況ポルノ、拒食症のピアサポートなど、 「自由」という糸でつながるネットの「闇(ダーク)」サイトの住人たち [橘玲の世界投資見聞録]
イギリスのジャーナリストで、シンクタンク「デモス(Demos)」のソーシャルメディア分析センター・ディレクターでもあるジェイミー・バートレットは、2007年から過激な社会的・政治的運動の研究を始め、ヨ...
-
「学力は教育によって無限に開発できる」というのはフェイクニュース 一般知能は77%という高い遺伝率を誇る「遺伝的な宝くじ」である [橘玲の日々刻々]
知能についての(誰もが知っている)「不都合な真実」は、それが人生において大きな影響力を持つことだ。あらゆるデータが、社会的・経済的成功が一般知能(IQ)と強く相関することを示している。このことは近刊の...
-
京王線刺傷、無差別殺人の模倣の連鎖…死刑のための殺人が続出、犯罪抑止効果に疑問も
10月31日夜、東京都内を走る京王線の電車内で乗客が切りつけられるなどして、17人が重軽傷を負い、そのうちの1人、70代男性は意識不明の重体に陥っている。この事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された24...