黒海周辺を舞台にした 古代ギリシアからビザンツ帝国にいたる興亡の歴史 [橘玲の世界投資見聞録]

黒海周辺を舞台にした 古代ギリシアからビザンツ帝国にいたる興亡の歴史 [橘玲の世界投資見聞録]
       
 ロシア・ワールドカップで発行されたFAN IDを利用して、ロシアが実効支配するウクライナ領のクリミア半島セバストポリを訪れた話は以前書いた。

[参考記事]
●ロシアへの併合で活気づく「係争地」クリミアはクレジットカードもATMも使えなかった

 セバストポリ近郊には、古代ギリシアにまで遡るケルソネソスの遺跡があり、ローマ時代の劇場や温泉の跡などが保存されている。古代ギリシアがエーゲ海を拠点に南イタリアやシチリアにまで植民都市を築いたことは歴史の授業で習ったが、黒海のこんなところにまで進出していたとは知らなかった。そこでクリミアを中心に、古代から中世に至る黒海の歴史をざっと紹介してみよう。

プラトン時代のギリシア人にとって黒海は「人知のかなたの世界」

 古代の世界観においては、地球は平面で、大河の水源である巨大な水域(オーケアノス)によって囲まれているとされた。

 ギリシア人が「世界の果て」を目指して黒海での活動を始めたのは紀元前1000年紀の前半、あるいはさらに早い時期にまで遡るとされる。当初は南岸で鉱物資源などを探索していたが、やがて北岸のドニエプル川などを上ってユーラシア草原地帯にまで到達した。ドナウ川やドン川も同じだが、大河が流れ込み航行が容易で、魚類や造船用木材が豊富な黒海沿岸はたちまちギリシア人を魅了し、冒険心を掻き立てた。当時、エーゲ海沿岸の都市国家は人口が急増しており、それにともなう食糧危機も移住の要因だったようだ。

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2018年10月25日の経済記事

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