「教育」の本質は「格差拡大装置」。 「教育は無条件に素晴らしい」という強迫観念をそろそろ見直すべき 【橘玲の日々刻々】

「教育」の本質は「格差拡大装置」。 「教育は無条件に素晴らしい」という強迫観念をそろそろ見直すべき 【橘玲の日々刻々】
       
「学歴社会」である現代日本の最大のタブーは、「教育が格差を拡大させている」という不都合な真実だ。

 以下は福沢諭吉『学問のすすめ』の名高い一節だ。

「人は生まれながらにして貴賤貧富の別なし。ただ学問を勤めて物事をよく知る者は貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるなり。」

 これは一般には、「学問に勤めれば成功できる」という意味だと解釈されている。だが逆に言えば、「「貧人」「下人」なのは学ばなかった者の自己責任」ということになるだろう。

「教育」の本質は「格差拡大装置」であり、福沢諭吉はそのことを正しく理解していた。

部落の若者たちは約20%が中卒以下の低学歴

 これまで2回にわたって、「ヤンチャ」「ヤンキー」と呼ばれる非大卒(軽学歴)の若者の生活を追った研究を紹介してきた。

[参考記事]
●「日本社会は大卒か非大卒かによって分断されている」という"言ってはいけない事実"
●「しーじゃとうっとぅ」は沖縄のヤンキーの絶対の掟であり、桎梏

 今回は(社)部落解放・人権研究所編『排除される若者たち フリーターと不平等の再生産』(解放出版社)から、大学に進学せずフリーターとして働く若者たちの声を紹介してみたい。

 フリーターやニートが「怠けている」「自覚がない」などとバッシングされていた2000年代初頭、関西の社会学者らを中心に、その実態を知るべく「大阪フリーター調査」が行なわれた。本書はその記録で、2003年春から初夏にかけて40人の若者に話を聞いている。

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2019年5月9日の経済記事

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