来年3月28日付で宝塚歌劇団を退団すると発表した、月組トップスター・鳳月杏(ほうづき・あん)が19日、大阪市内で退団会見を行った。

 自身の転機については2014年の花組への組替えを挙げた。

「月組で9年間舞台に立っていて、自分の持ち味や、足りない部分を自覚していた時でした。花組で全く自分にないものっていうのをたくさん吸収させていただいて、すごく舞台に対して自信を持ってパフォーマンスすることができるようになったのは、花組に組替えできたからだなと思っているので、5年間いさせていただいたんですけれども、その経験がなければ今の自分はないなというふうに感じています」と語った。

 月組の組子には宝塚大劇場で公演中だった三国志炎戯「RYOFU」、Amazing Fantasy「水晶宮殿(クリスタルパレス)」の千秋楽前日の16日にあいさつしたという。「先のことに目を向けがちだけど、きちんと、今の瞬間みたいなものを大切に、日々舞台に立ってたんだな、というのが伝わってきてすごくうれしかった」としみじみ。残る月組生に向けては「自分自身の課題も見つけてきたところがあるので。きっとみんなもそういう未来に向かって課題だったりとか、それによってエネルギーが出てくることもあると思うので、そういうのを大切にしてほしいなと思います」とエールを送った。

 今まで応援してくれたファンには「私がここまで続けてこられたのは、いつも応援してくださるファンの方がいてくださったからと思っているので、育ててくださった宝塚と、いつも応援してくださったファンの方に恩返しができるように、最後まで精進したいなと思っております」と感謝。退団後については「今の時点では全く決まっていないです。ご意見があれば募集中」とちゃめっけたっぷりに返した。

 今後の予定は6月6日~7月19日まで「RYOFU」、「水晶宮殿(クリスタルパレス)」東京宝塚劇場。9月10日~27日に東急シアターオーブで「NINE」。卒業公演は12月12日~来年1月24日まで「天穹のアルテミス」「Belle Epoque(ベル エポック)」を宝塚大劇場で。

2月13日~3月28日まで東京宝塚劇場で上演される。

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