高畑勲監督追悼で「火垂るの墓」が4/13放送 代表作や宮崎駿との関係性、インタビュー動画まとめ
「火垂るの墓」「じゃりン子チエ」などのアニメーションで知られる高畑勲監督が2018年4月5日に亡くなったことがわかりました。代表作や宮崎駿との関係性、ネットで見られるインタビューなどをまとめています。
また高畑勲監督追悼として、4月13日には日本テレビ系で映画「火垂るの墓」が放送されます。
高畑勲監督が手がけた映画や代表作とは?
高畑勲監督は東京大学文学部仏文科に在学中、フランスのアニメーション映画『やぶにらみの暴君』を観て感銘を受け、アニメーションの道を志し、卒業後、東映動画に入社。その後、Aプロダクション(後のシンエイ動画)や、ズイヨー映像(後の日本アニメーション)、テレコム・アニメーションフィルムを経て、スタジオジブリに参加しました。監督を手がけた作品だけでも
「太陽の王子 ホルスの大冒険」
「アルプスの少女ハイジ」
「パンダコパンダ」
「じゃりン子チエ」
「セロ弾きのゴーシュ」
「柳川堀割物語」
「おもひでぽろぽろ」
「平成狸合戦ぽんぽこ」
「ホーホケキョ となりの山田くん」
「かぐや姫の物語」
といった作品があり、特に遺作となった「かぐや姫の物語」はアカデミー長編アニメ映画賞への本選ノミネートされるなど高い評価を受けています。
先輩後輩を超えた、宮崎駿監督との深い関係性
高畑勲監督は、宮崎駿監督との関係性でもよく知られています。宮崎駿は東映動画時代の後輩で、『太陽の王子 ホルスの大冒険』から『おもひでぽろぽろ』まで一緒に作品に携わり、演出家としても大きな影響を宮崎駿に与えたと言われています。
高畑勲の書籍一覧
高畑勲監督はアニメーション関連の書籍を執筆してきたほか、翻訳なども手がけていました。
『「ホルス」の映像表現』
『映画を作りながら考えたこと 「ホルス」から「ゴーシュ」まで』
『十二世紀のアニメーション―国宝絵巻物に見る映画的・アニメ的なるもの』
『漫画映画(アニメーション)の志―「やぶにらみの暴君」と「王と鳥」』
『一枚の絵から 日本編』
『一枚の絵から 海外編』
『アニメーション、折りにふれて』
『君が戦争を欲しないならば』
高畑勲 インタビュー
高畑勲監督のインタビュー記事がネット上にもいくつか残っています。ここでは代表的なものをいくつかピックアップしています。
ジブリの仕事のやりかた。宮崎駿・高畑勲・大塚康生の好奇心。
Webナショジオ 【インタビュー】スタジオジブリ 高畑勲監督
(1)アニメーション映画監督 高畑勲さん 80
高畑勲・アニメーション映画監督のインタビュー
高畑勲監督のインタビュー動画
トロリ溶けるハイジのチーズ 生活に名場面、高畑勲さん
朝日新聞によるインタビュー動画