櫻坂46の山﨑天が、テレビ朝日で5日深夜からスタートするドラマ『デス(青春)ゲーム』でドラマ初主演を飾る。“青春×デスゲーム”という異色の題材で描かれる本作で、友情と恋心の間で揺れながらも、やがて“デスゲーム”に向かっていく主人公を熱演する。


 お芝居のオーディションに苦戦していた時期に舞い込んだドラマ初主演のオファー。喜びをかみしめながらも、経験の少ない演技に対する大きな不安も抱え、真摯に役と向き合ってきた山﨑。今回のインタビューでは、ドラマ初主演で感じた演技の難しさや、本作にちなんだ“青春”についての話題、さらにはアイドルと役者の違いについて、たっぷりと語ってもらった。

■「オーディションに受からなかった時期だったからこそ、めちゃめちゃうれしかった」

――まずは今回、ドラマ初主演のオファーを受けたときの感想を教えてください。

【山﨑】本当にうれしかったです!でもすごくびっくりもしました。その時期、お芝居のオーディションを色々受けていて「なかなか受からないな」と感じていた時にこのお話をいただいたので、めちゃめちゃうれしかったですし、とにかく緊張しました。

――メンバーの皆さんには「今度初主演をやるんだ」といったお話はされましたか?

【山﨑】まだ言えないことも多いので、あえてお互い個人的なお仕事のことはあまり言わないようにしています。でも情報が解禁されて、予告を観てくれたメンバーから「あんな泣いてるのあまり見たことない」とか、「かわいい!」って感想を言ってくれてうれしかったです。

■自身とは性格の違う主人公を演じるため「ボーッとしてみる時間を作ってみた」

――グループ活動やモデルのお仕事などで多忙な中でのドラマ主演でしたが、大変だったことはありますか?

【山﨑】忙しいということよりも、1人でのお仕事がそもそも少し苦手で(笑)。すごい緊張するし、いつもの自分じゃいられなくなる感じがあって、いつもドキドキしてるんです。やっぱり演技もまだ全然経験がなかったですし、もう不安しかなかったです。いろいろ考えていたんですけど、現場に行ってみないと分からないこともたくさんあるかなと思ったり。
でも、やれることはやろうと、台本を読んで、1から(自分の声を)聞き直したりしてました。

――役作りについてはいかがでしたか?

【山﨑】私は普段動きが早い方というか、活発な方なんですけど(笑)、演じるあかねちゃんはしゃべる速度もゆっくりですし、考える速度もゆっくり。そういう違いは常に意識して生活していました。ちょっとボーッとしてみる時間を作ってみたり。私は生活の中でもどうしても「間を埋めたい」って性格で、監督にも演技中に「もっとゆっくり」っていうのをずっと言われてました。

――普段の山﨑さんとはギャップのある役どころでしたね。

【山﨑】それが難しかったです。撮影と撮影の間に、グループ活動でファンの方とお話しするタイミングがあったんですけど、限られた時間内でたくさんお話ししたいので普段の自分に戻ってました(笑)。役と真逆のことをしていて、コロコロと人が変わる感じがしたのは大変というか、面白かったです(笑)。

■「今まで生きてきた時間全部“青春”」

――今回のドラマは“青春”がテーマになっていますが、山﨑さんにとっての青春とはどういったものですか?

【山﨑】中1でグループに加入したので、修学旅行も小学生の時の1回しか行けなかったですし、文化祭、学園祭みたいなのも1回もやったことがなかったんです。その代わりに、私にとっての青春はやっぱりグループの活動かなって思います。メンバーがクラスメイトみたいな感じでもありますし。
歳は離れてても、同級生みたいな感じでお話しできる。普通の学生生活はなかなか難しかったですけど、今まで生きてきた時間全部、“青春”と言っても過言じゃないぐらい、楽しかったなと思います。

――山﨑さんらしいですね。では、もし普通の学生生活を送っていたら、どんなことを体験してみたかったですか?

【山﨑】今回、ドラマの中で学園祭があったんですけど、コスプレをして何か出し物をクラスメイトだけで考えてやるみたいなのはすっごい憧れていて。妹の学園祭に行った時に初めて「あ、学園祭ってこういう感じなんだ!めっちゃ楽しいじゃん!」ってなったので、それはすっごい良いなって思いました。羨ましかったです(笑)。

■「一瞬一瞬が濃い」複雑に揺れ動く感情を見てほしい

――今回のドラマで、「ここを見てほしい」というポイントやご自身の演技の見どころを教えてください。

【山﨑】今回の役は、演じていて複雑な気持ちになる瞬間が多くて。親友を亡くしたつらさと、でもそのことがきっかけで好きな人に近づけるかもしれないという思いで揺れている。なかなか口に出すのが難しい台詞も多くて、台本を変えてしまったこともありました。その言葉に表せない感情が、表情に出たらいいなと思っています。4話だけですけど、毎話怒涛に進んでいきますし、一瞬一瞬が濃いので、あかねちゃんの気持ちもどんどん変わっていく。
そこはしっかり見てほしいなと思います。

――今回ドラマの現場を経験して感じたお芝居や現場の魅力はどういったところでしょうか?

【山﨑】ほぼ初対面の方が多くて、この短い期間の中でその方々と力を合わせて同じ作品を作っていかなきゃいけないというのは、グループとは違った魅力かなと思います。グループは長年連れ添ってる仲間たちなので安心感もあるんですけど、お芝居の現場のように、初めてだけど力を合わせてやらなきゃいけないという中で生まれる絆みたいなものはすごく濃いものだなと思いました。それにたくさん救われた作品でもあったなと思います。

■アイドルと役者は「真逆にあるお仕事」

――アイドルと役者はどちらも自身の身体を使って表現するお仕事ですが、その点についてはどう感じましたか?

【山﨑】アイドルと役者さんって真逆にあるお仕事だなと思っていて。アイドルは自分らしさを大切にして、いかに自分をアピールできるかが大事。楽曲によって“演じる”機会もあるんですけど、それを自分なりにどうやって表現するかだと思うんです。俳優さんは役がしっかり決まっていて、自分を押し殺さなきゃいけないことも多いなと思う。そういう二極にあるお仕事だなと思います。

――今回は特にご自身とは違う役どころでしたね。大変だったぶん、やりがいも感じましたか?

【山﨑】とても感じました。これからもいろんな役をやってみたいと思っていて。
今回、(登場人物が)胸ぐらを掴むシーンがあったんですけど、そのシーンがめっちゃかっこよくて、このドラマで一番好きなんです(笑)。アクションとかもいつかやってみたいなと思いますし、コメディも大好きなので、難しそうだけどすごく楽しそう。いろんな役に挑戦したいです。
編集部おすすめ