日本代表、「W杯オランダ戦」で大きな仕事をした4名の選手

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FIFAワールドカップ2026、大事な初戦で強豪オランダを相手に2-2で引き分けた日本代表。



2度リードを奪われる厳しい展開になりながら、終盤にセットプレーで追いついた姿に、チームが強くなったことを改めて感じた方も多いことだろう。



選手と監督スタッフ全員が素晴らしいパフォーマンスを見せた結果と言えるが、その中でも大きな仕事をした4名の選手をピックアップした。



谷口彰悟



1991年7月15日生まれ(34歳)



DF/シント=トロイデン所属



まずは谷口彰悟。前回大会、31歳で初出場したワールドカップの舞台に、アキレス腱断裂という大きな怪我を乗り越えて帰ってきた34歳だ。



金星を手にした昨年10月のブラジル戦、今年3月のイングランド戦に続き、オランダ戦でも3バックの中央に入ると、強力なアタッカーに対して粘り強く対応。不意に訪れるピンチでも冷静に相手の選択肢を削り決定機を防いでみせた。



攻撃面でも最終ラインからボール保持のリズムを作り出した。谷口のビルドアップの特徴は、とにかくボールを渡す次の味方に“プレーをさせる”のが上手いこと。その振る舞いはまるでオーケストラ全体を束ねる指揮者のようだ。



オランダDFを上回るようなコンダクターぶりで、2度リードされる展開のチームに落ち着きをもたらした谷口。攻守両面での貢献が改めて光った一戦だったと言える。



堂安律



1998年6月16日生まれ(27歳)



MF/アイントラハト・フランクフルト所属



今大会のオランダにおける攻撃のキーマンは間違いなくコーディ・ガクポ。所属のリヴァプールでは周りとの連係で停滞することも少なくないが、代表では個の強さを思う存分発揮している。



身長193cmと大型でアスリート能力が高く、さらに巧みなドリブルスキルも備えたなかなかいないタイプのウィング。堂安律はそのガクポと試合開始から対峙し続け、自由を与えなかった。



ガクポにボールが入る際の寄せるタイミングと距離感が良く、多くの場面において守備で先手を取ることに成功。さらに相手の間にならないよう細かくステップを踏みながら縦を切り、久保建英のサポートをより効果的にしていた。



堂安はPSV時代にガクポとチームメイトだったことがあり、ほぼ同世代のためおそらく性格も含め彼のことをよく分かっていたはず。もちろん抜かれる場面もあったが、チームとしてガクポを封じ込めるうえで堂安が果たした役割は非常に大きかった。



久保建英



2001年6月4日生まれ(25歳)



MF/レアル・ソシエダ所属



左ひざを痛めて75分に途中交代した久保建英。オランダ戦では素晴らしいパフォーマンスを見せていただけに、6日後のチュニジアとの第2戦に向けてその状態が気になるところだ。



久保はこの試合、右のシャドーで先発。上田綺世、前田大然、佐野海舟らと協力しながら中盤のスペースを管理しつつ、ガクポと対峙する堂安のサポートを行うという重要なタスクを担った。



その仕事をほぼ完璧にこなしながら、リードを奪われた後は攻撃的にシフト。57分に左サイドのスペースへ飛び出してボールを受けると相手の注意を引きつけ、中村敬斗の同点弾を導いた。



大柄で強い選手が多いオランダだが、狭いスペースを得意とする久保から見れば序盤から守備組織の甘さも感じていたに違いない。前回大会で悔しい想いをした25歳が大事なワールドカップ初戦で早くもチームを救った。



小川航基



1997年8月8日 生まれ(28歳)



FW/NEC所属



最後は、劇的な同点弾を生み出した小川航基。

ほぼ彼のゴールだが、結果的に鎌田大地に当たったことで相手GKがより難しい対応を迫られた可能性も高く、“結果オーライ”と言えそうだ。



小川は、28歳でワールドカップ初出場を果たした遅咲きのストライカー。ただ、A代表デビューを飾ったEAFF E-1選手権2019の香港戦にて、いきなりハットトリックを決めた“初物”に強い選手としても知られる。



所属するNECで活躍し、ワールドカップ予選でも結果を残してのメンバー入り。現状は上田の控えながらその立場に甘んじるつもりはないはずで、オランダのエールディヴィジでプレーする2人が刺激し合っている。



今回のヘディングシュート自体、バックステップを踏みながら最高点でボールを叩いた難しいもの。前回大会時はまだJ2の横浜FCでプレーしていた大器が日本に大きな勝点1をもたらした。



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筆者:奥崎覚(編集部)



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画像提供:Getty Images

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