週明け29日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比46.64ポイント(1.16%)高の4073.90ポイントと反発している。
 中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。
中央銀行の中国人民銀行は29日、翌日物リバースレポを通じたオペ取引で3000億人民元を市場に供給した。金利は公表されなかったが、事情に詳しい関係者によると1.25%に設定されたもようで市場予想を下回っている。市場関係者からは実質的な利下げとの声も聞かれた。足もとでは、中国景気の先行き不安がくすぶっている。指数は安くスタートしたが、程なくプラスに転じ、徐々に上げ幅を広げた。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、医薬が高い。江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が8.8%、上海復星医薬集団(600196/SH)が7.2%、甘李薬業(603087/SH)が7.1%、津薬達仁堂集団(600329/SH)が7.0%、薬明康徳(603259/SH)と昭衍新薬(603127/SH)がそろって6.8%ずつ上昇した。中国の医療保険制度が拡充されるとの期待が高まっている。国家医療保障局は29日、国家医療保険(公的保険)リストの予備審査に557品目が通過し、商業健康保険の革新的医薬品リストに54品目が通過したと発表した。
 半導体株も急伸。半導体材料の有研新材(600206/SH)とフラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)がそろって9.1%高、半導体ウエハー中国大手の杭州立昂微電子(605358/SH)が4.7%高、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が4.4%高、半導体モジュール生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が3.9%高で取引を終えた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、半導体設計の瀾起科技(688008/SH)が13.1%高。
主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は4.6%高と他の主要指数をアウトパフォームした。
 消費株も物色される。機能性飲料の東鵬飲料(605499/SH)が10.0%(ストップ)高、冷凍食品の安井食品集団(603345/SH)が3.8%高、家電の海爾智家(600690/SH)が3.6%高、化粧品の上海家化聯合(600315/SH)が3.5%高、食品の仏山市海天調味食品(603288/SH)が3.3%高、酒造の貴州茅台酒(600519/SH)と雑貨卸売の浙江中国小商品城集団(600415/SH)がそろって2.3%高で引けた。金融株、自動車株、公益株、エネルギー株なども買われている。
 半面、空運株は安い。中国国際航空(601111/SH)と中国東方航空(600115/SH)がそろって2.5%、中国南方航空(600029/SH)が2.0%、吉祥航空(603885/SH)が1.0%ずつ下落した。不動産株、軍需産業株、通信株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.88ポイント(0.33%)高の269.00ポイント、深センB株指数が3.82ポイント(0.34%)高の1116.63ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
編集部おすすめ